私の場合、重要なミーティングやレポート提出、スケジュールが詰まっていて気が抜けない日に限って、生理が始まることがよくあります。生理が始まった直後から片頭痛や下腹部痛など体調に変化が表れる私は、出勤前であれば予防策で鎮痛薬を飲んで出社しますが、勤務時間中に始まった場合、その日はつらい展開に……。今回は、私なりの生理中の仕事の向き合い方についてお話しします。
生理1週間前の「体のサイン」を見逃さない!
私にとって生理周期はあっという間に次が訪れる、月例会議のようなものです。私の場合、生理周期が概ね28日なので、次月の生理は今月の同じ日にちよりも少し前倒しぎみで訪れます。ただ、そのくらいの感覚では「この日からこの日は生理でつらいから、あらかじめ重要な打ち合わせは前後にズラしておこう」などピンポイントにはスケジュールを組めません。
アプリでも生理日を把握していますが、私は、生理開始の1週間くらい前に訪れる「何となく眠気が強くなる」「食欲が出てくる」「下痢が続く」などの体のサインを逃さないようにしています。そして、そのタイミングで、生理中にしなければいけない仕事の調整をしたり、覚悟したりし始めたりするのです。
生理の始まりが、夜と朝では心構えが違う
生理が始まるタイミングは、仕事が終わった夕方以降が私にとってはベスト。もちろん、生理が始まったことで憂うつにはなりますが、翌日からの覚悟と準備ができるからです。
具体的には、なるべくウエストを締め付けない服装にし、万が一ナプキンから経血が漏れても目立ちにくい濃色の服を選び、下着も生理用を身につけます。また、だいたい1〜3日目は生理痛があるので鎮痛薬が必要になるのですが、予防策として痛み止めを飲んだり、余分に持参できます。
これが、出社当日の朝に生理が始まった場合だと大変! 着る予定だった服を生理のために急きょ変えるなど、普段よりも準備に時間がかかり、心に余裕がなくなってしまいます。さらに、これから始まるであろう痛みに対する不安をかかえて出勤しなければならず、ネガティブな気持ちになるのです。
生理中は気まぐれな彼に付き合う感覚で
大事な仕事が入っているときに生理がくると痛みや不快感で仕事に集中できなかったり、ナプキン交換のタイミングや臭いなど、普段よりも気になることが多くなります。でも、仕事は待ってはくれません。そんなときこそ、私は「生理は気まぐれな彼みたいなものだから、自分の好きなことで気を紛らわそう」と思っています。
たとえば、「生理中だから色や形、素材は考慮しながらも気に入っている服を着る」「昨日までつけていたアクセサリーを変えてみる」「カフェインと体を冷やすものはなるべく避けつつ、普段は飲まない温かい飲み物を飲む」など。好きなものを取り入れ、目に見えるものを変化させ、心持ちを軽くしています。
痛みを避けられないのなら少しでも快適に
とはいえ、痛いものは、痛い。服装や飲み物などを変えても痛みや不快感が軽減するわけではありません。ですが、私はいくら自分がつらくても、それを同僚や上司、ましてや社外の方に悟られないように仕事したいと思っています。
そのため、人とお会いするときはニュートラルに接しますが、デスクでは目に見えないバリアを張るかのように、人が話しかけられないほど集中しているよう振る舞っています。そうすることで自分にとって居心地のいい空間を守り、できるだけ快適に効率よく仕事に取り組めるのです。
このようにして、生理中こそ、仕事では余裕を持ってスケジューリングすること、社外の方や要人と会う日程は前後に調整するようにしています。通勤するだけでもつらく、憂うつになる生理。痛みは気持ちでカバーできないので、服装、食事、そして勤務中の時間の使い方と気分転換で快適に過ごせるよう心がけています。
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監修/助産師REIKO