赤ちゃんは抱っこしていると落ち着いて寝てくれても、布団におこうとすると泣いてしまうことが多く、低月齢のママは食事もゆっくりとれないことがありますよね。授乳期は必要なカロリーが増えるため、ママがしっかり食事をとることが大切です。
今回は、抱っこしながらでも手軽に食べれる食事や料理の工夫についてお話しします。
フィンガーフードの定番! おにぎり
おにぎりは時間があるときに作っておけば、隙間時間に食べられるので、メインの食事のときだけでなく、おなかがすく授乳期のおやつとしても最適です。
ポイントは2〜3口の小さめサイズにすること。毎日同じ具材だと飽きてしまったり、栄養が偏ることがあるので、アレンジを加えて不足しがちな鉄分や食物繊維などを補えるような具だくさんのおにぎりもオススメ。五穀米など米の種類を工夫するのもいいですね。
【おすすめの具だくさんおにぎり】
・刻んだ野菜や焼豚、卵入りの炒飯おにぎり
・鶏肉や豚肉のひき肉入りケチャップライスのおにぎり
(コーンやチーズを入れてもOK)
・鶏肉やゴボウ、キノコ、ひじきなどの炊き込みご飯おにぎり
・しらすやワカメの混ぜご飯おにぎり
・焼きそばを細かく刻んだそばめしおにぎり
※炊飯器に材料を入れてスイッチを押すだけのものだとさらにラクチンです!
おかずにもなる具だくさん汁物
朝ごはんやお昼ごはんは、簡単に食べられるご飯やパンなど炭水化物だけに偏りがちです。具だくさんの豚汁やお味噌汁、スープはおかず代わりにもなります。
時間があるときに具だくさんの汁物を作りおきしておくと、家族の夕飯の食事にもなります。不足がちな野菜も汁物にして無理なくたくさん食べるようにしましょう。授乳期に必要な水分もとれ、根菜類の野菜や生姜などを入れると体を温める効果もあります。
汁物の場合は、抱っこしながら食べると抱っこひもを使用していても、赤ちゃんにかかってしまうリスクもあります。温め過ぎないようにして、おわんなどではなく取っ手のついた大きめなスープカップなどにすると安心です。
ショートパスタやマカロニもおすすめ
母乳には和食が良いと言われていますが、実は科学的根拠はないといわれています。また、産後のママでも和食以外のお食事も楽しみたいですよね。
パスタを食べたいときは、ショートパスタやマカロニにすると片方の手でも食べやすく、茹でたあと、時間が少し経ってしまってもおいしく食べられます。市販のパスタソースもじょうずに利用しましょう。また、サラダ用のパスタやマカロニは茹で時間が短いので便利です。
具だくさんの汁物にマカロニパスタを入れれば、それだけで栄養満点の1品になります。
家でも水筒が便利!
授乳期は母乳分泌に水分がとられるので、ママは水分不足になりがちです。水分をこまめにとれるように工夫してみましょう。
冷蔵庫から出して注いだりするのも一苦労……、そんなときには水筒が便利です。準備しておけば、飲みたいときにすぐ飲めます。直接飲めるタイプやストロータイプなら、片方の手でも飲みやすいです。また、授乳期には温かい飲み物が良いとされています。保温できる水筒なら、温かい飲み物も長時間キープしておくことができます。
ペットボトルの場合は、保冷タイプのペットボトルカバーが便利です。ペットボトルストローなどをつけると飲みやすくなります。
家族に抱っこを変わってもらったり協力してもらいながら、食事はゆっくりとりたいものですが、赤ちゃんと2人のときの特に朝や昼ごはんは、抱っこしながら食事の場合もあるかと思います。私自身、娘が赤ちゃんのころは、ほとんど抱っこしながら、ときには授乳しながら、片方の手で食事ばかりしていました。今日ご紹介した方法を試しながら、抱っこの時期をじょうずに乗り切ってくださいね。