「PMS(月経前症候群)」より精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」持ちのママ、なおたろーさん。イライラしたり、不安になったり、うつ症状が出たり……。そんな重いPMDDを体験したエピソードです。
こんにちは、なおたろーです。
今でも休薬期間にPMDDの症状が出ることがある私。
怖くてたまらない私を抱きしめてくれたのは、かけがえのない人でした。
子どもたちが抱きしめてくれたんです。
この日のことを思い出すだけで、私はずっと頑張れます。
この日、私は症状が出てしまって、子どもたちに申し訳ないと思って寝室にこもっていました。早く落ち着いて、子どもたちを安心させなくちゃと思い、必死に呼吸をととのえていたのですが……。「ママ、大丈夫だよ」と言いながら、子どもたちが私が落ち着くまで抱きしめてくれたり、背中をポンポンと叩き続けてくれたんです。
孤独でずっとずっとつらかった。
自分と向き合う覚悟はできたけど、これからもずっと薬を飲みながらひっそりと治療をしていくんだろうなって思っていました。
私のこのPMDD体験談の読者さんは、女性だけでなく男性の方もたくさんいらっしゃいます。「奥さんがPMS・PMDDです」「彼女が…」「娘が…」どう支えてあげればいいのか、手探りでネットで検索をされています。
PMDD当事者の私としては……、「受け入れてほしい」です。
正直、症状のせいでかなり振り回してしまうので、こんなお願いはおこがましいのかもしれないのですが……。
「愛する人が受け入れてくれる」
これだけで本当に救われるんです。
私は低用量ピルのヤーズフレックスという薬を飲んでいますが、治療法は人それぞれです。ピルが合う人もいるだろうし、ピルはピルでもいろんな種類があるし、漢方が合う人もいるだろうし、市販薬が合う人もいるだろうし、抗うつ剤、カウンセリングが必要な人もいるだろうし……。
本人にあった治療法を、寄り添いながら一緒に見つけてあげてほしいです。
もちろん病気なので、愛だけではどうにもなりません。正しい知識が必要です。
きっとその正しい知識は、大切な人を守ることができると思います。
早いうちに、この知識があれば、防ぐことができたり、対策も取りやすいと思います。
どうか私みたいな女の子が、1人でも多く減りますように。
誰にも相談できず、1人で涙する女の子が減りますように。
ちなみに、今回の漫画を描いているところを4歳の次男に目撃されたのですが
「ママ、泣いたらダメ! ママ、かわいいんじゃけぇ、ニコニコしたお顔にしてぇ!」
って言われちゃいました。ほんと、そうだよね!
次回で、私のPMDD体験談は最終回になります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO