夜のルーティンにすると寝つきがスムーズ
日中も子どもに「読んで」と言われれば時間の許す限り絵本を読み聞かせていましたが、わが家では特に寝る前の時間に布団の中で読んでいました。読む本を選ぶのは子どもたちで、第1子のときは「1冊だけ」としていましたが、第2子には甘くなり上限5冊としています。
読み終わったらすぐに部屋の電気はオフに。外出先や移動中でも本さえあれば「寝る時間」と認識しやすいようで、旅行などで環境が変わっても就寝リズムを一定に保つことが容易でした。
今だけの親子の時間を楽しむ
親の体調が悪かったり忙しかったりすると、正直「今夜は勘弁して」と思う日も。そんな日はほとんど文字のない絵本を一緒に眺めるだけのときもあります。親が「読まなくては」と義務感を感じるのではなく、寝る前のひとときを一緒に過ごすためにしていること、と割り切っています。
絵本はとっくに卒業した第1子にはさすがに読み聞かせはしませんが、私が弟に読んでいると「その本、私も好きだったなあ」「今日は私が読んであげる」と言ってくれることも。これもまたかけがえのない親子の時間だと思っています。
将来本好きになるかは微妙なところ
「小さいころから読み聞かせをしていると小学生になって読書家になる?」とママ友に聞かれたことがあります。第1子は現在小6ですが、残念ながらあてはまらないようです。読書自体は苦痛ではないようですが、放っておいても自分からどんどん読むというほどではありません。
第2子はまだ5歳なのでこの先はわかりませんが、第1子の同時期と違い何冊でも読んでほしがる様子からすると本好きなのかもしれません。「読み聞かせをしているから」というよりも本人の気質による、というのが率直な実感です。
「やり続けよう」と思って続けてきたわけではなく、気がついたらずっと続いていたわが家の読み聞かせ。継続の秘訣はきっと、この「ゆるさ」にあるのかもしれません。いつかくる卒業の日まで、親子で楽しんでいけたらと思っています。
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監修/助産師REIKO
著者:川木みさ
7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。