押しつけられる義母2の「理想の家族」
義母1・2たちの家族は近所でも有名な仲良し家族だったそうです。そのためか義母2は「理想の家族」への思いが強いよう。例えば「わが家は土日の休日は交代で娘をみている」と言うと「休みの日に家族3人でいないなんて」と言われます。
他にも「子どもができたんだから夫婦はいつも仲良くなくちゃダメ」、「記念日はみんなで集まらなくちゃ」など義母2の理想をあげたらキリがありません。長女を保育園に預けて私が働き出すと聞いたときには「もっとちゃんと子育てして」と泣きながら「子育てとは」といった話をされました。
夫のひと言で義母2撃沈
あるとき、いつものように義母2の理想家族の話を私が聞かされているとき、夫がポツリと口をはさみました。「なんかさ、それって昔から言っているけれど今はっきり思ったわ。独身の人が何言ってんの?」。鋭い言葉にヒヤッとしました。
「結局○○(義母2)は自分で一から家族を作ったことないんじゃん。苦労も知らずによく人に言えるよね」と夫が続けます。義母2も言い返しますが空回りで、バツの悪そうな顔をしていました。
わが家のことを家族のように思ってくれての発言だと思うと、夫の言い方はきつかったかと思うのですが、理想を押しつけられて苦しくなっていた私は、その言葉に救われました。その後も義母2の理想語りは減ることはなかったのですが、今はもうほとんど聞き流しながら余計なストレスを溜めないようにしています。
著者:水田真理/女性・主婦。アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践中。
作画:しおみなおこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています