危険を理解してくれない義母
ある日、義母が生後7カ月の娘に「たくさんおもちゃがあったから遊んでね」と、ファストフード店のおまけでもらえるおもちゃを大量に持ってきてくれました。娘を喜ばそうとしてくれる気持ちはうれしかったのですが、おもちゃはどうやらひと昔前のものばかり。細かい部品が多く、色あせており、いまにも壊れそうでした。さらに包み紙には「3歳以上のお子様対象」の一文が……。私は「ありがとうございます〜! でも、0歳の娘にはまだちょっと早いみたいなので、いったん片づけておいてもう少し大きくなったら遊ばせていただきますね」とおもちゃを娘の手の届かないところへ。夫から「おもちゃには対象年齢があるんだよ」と伝えたところ、義母は「あら、そう?」とキョトンとした顔。伝わってるのかなぁと若干不安は残りましたが、他には何も言われなかったのでそこで会話は終了。
その後、私はおやつの準備をしに台所へ。しかししばらくすると、夫の「だから口に入れたら危ないんだよ!」と慌てた声が! どうやらカバンの中にまだおもちゃを持っていた義母が、娘に与えようとしたようです。口に入れようとしたところで、夫が気づいておもちゃを回収。義母は先ほどの注意の意味がわかっていないようで、「孫ちゃんがおもちゃで遊べなくてかわいそうよ……」とムスッとしています。夫が「娘ちゃんはまだ0歳! これは3歳から! 袋にもそう書いてあるだろ!? これくらい大丈夫っていう一瞬の気の緩みでおおごとになることもあるんだよ」と説明すると、義母は「袋の文字なんて小さくて見えないわよ! だったら最初からそう言いなさいよ!」と逆ギレ。しかし、孫のことが大好きな義母はその後冷静になり、「次からは気をつけるわ」と約束し、おもちゃも片づけてくれました。
0歳の娘はなんでも口に入れてしまいます。かわいがってくれるのはうれしいですが、飲み込んでしまえる大きさのおもちゃを口に入れそうになったと聞いて、ヒヤリとしました。初めからきちんと誤飲の危険性などを説明しておけば、このようなトラブルは起きなかったかなと少し反省。離乳食も始まっているので、アレルギーの危険性などもあらかじめ説明しておこうと思った出来事です。
直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲する可能性があるため、赤ちゃんや小さなお子さんには渡さないようにしてください。お子さんのお世話を頼む相手にも、危険性を伝えて与えないようお願いするとよいでしょう。
作画/Pappayappa
著者:村井あずき
音の鳴るおもちゃが大好きな0歳女の子を育てる、20代のママ。夫と2人で初めての育児に奮闘中。娘と一緒に絵本を読むのが大好き。