子どもの名前に義父が猛反対!
長男を妊娠中のときのことです。息子の名前はなににしようかと、自分たちの好きな漢字や、音の響きなど、本やネットでたくさん調べていました。臨月になり、ようやくこの名前がいいね! と夫婦の意見も一致して、無事に息子の名前が決定。
そんなある日、夫が用事のために義実家に帰ったとき、義父が「もう名前は決まったのか?」と尋ねてきたそうです。夫が「もう決まったよ、〇〇にしようと思う」と伝えると、義父も「そうか」とその日は特になにも言わなかったとのこと。
ところが数日経ったある日、夫の携帯電話に義父から着信があり、強い口調で「子どもの名前を変えろ! その名前は運気が悪すぎる!」と言う声が聞こえます。義父は夫から子どもの名前を教えてもらったあと、知り合いの占い師のところへ行き、勝手に名前を占ったというのです! 私も夫も運気は自分で切り開くものと考えていたため、特に占いなどを頼る気はありませんでした。たくさん考えて決めた名前を、勝手に占ったあげく出産間近にいきなり変えろと言われて私は腹が立ちました。しかし、夫は義父の勢いにのまれて逆らえず、しぶしぶ名前を変えることに。
もう一度ふたりで名前を考え、義父に伝えると「それも運気がよくない」と言います。さらに名前を考え直し義父に伝えますが、それも気に入らない様子。そして、ついには「お前たちには任せられん! わしが占い師に聞いていい名前をつけてやる」と言い始めたのです! それを聞いた私はもううんざり。孫を思っての言動かもしれませんが、親になる私たち夫婦が決めた名前を快く受け入れてくれてもいいのに……と、悲しくなりました。
断ってもらうよう夫にお願いすると、夫は電話で「父さんの気持ちも分かるけど、俺たちにとって初めての子どもで名前に込める気持ちは大きいんだ。字画とか運気に左右されずに、親の願いを込めた名前をつけてやりたいよ」と義父を説得。義父は夫の話を理解をしてくれたようで「わかった、わしも言い過ぎた」と言い、電話を切ったとのこと。今まで運気が悪いと言われた名前をつける気にはなれなかったので、再度名前を決め直し、出生届けを出したあとに義両親に告げました。それ以降、義父から名前についてなにも言われていません。
子どもの名前に干渉してくるとは思わず、義実家とのつき合いに先行きが不安になった出来事です。名前は画数や占いの結果を重要視する人も多いかもしれませんが、子どもには名前の画数に左右されず、いろいろな経験をして、幸せな人生を自分で切り開いていってほしいと思っています。
著者:秋山みづき/30代・主婦。おだやかな9歳の長男と、パワフルすぎる2歳の次男を育てるズボラママ。家事育児は手を抜きながら、家族が楽しく過ごすことを目標にしている。ヨガを習いたいと思いつつ1日が終わる今日このごろ。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)