「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は赤ちゃんの吐き戻しに関するご相談です。
Q.げっぷができても吐き戻しがあります
生後10日になる子どものことで相談です。げっぷを出すのがかなり苦手で、げっぷが出るほうが珍しいです。げっぷができても吐き戻しがあります。
吐き戻し対策として、頭が少し高くなるようベビー布団の下に折ったタオルを敷いてなだらかな傾斜を付けるようにしました。傾斜を付けてあると吐き戻しはしなくなります。また、もし吐き戻しても良いように背中に丸めたタオルを当てて体を斜めにして顔を横向きになるように寝かせています。
傾斜を付けることと、背中にタオルを当てて斜めに寝かせるのは体に悪影響などありますか? 大丈夫でしょうか?
高塚あきこ助産師からの回答
お子さんの吐き戻しが気になるのですね。吐き戻しの対策として、おこなってくださっている方法はどれも問題ありませんよ。一般的に、吐き戻しが多いお子さんにおすすめしている方法ですので、おこなっていただいて構いませんよ。
※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナー
※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください。
げっぷをじょうずに出すには、赤ちゃんの姿勢が大事だった!
げっぷを出すときは、赤ちゃんの胸から首がまっすぐになるようにします。そして、あごが胸についてうつむきがちにならないようにします。胃を圧迫すると、空気が上がりやすくなりげっぷが出やすくなります。
胃の圧迫のさせ方は2通りあります。
【抱っこしてさせる場合】
赤ちゃんの胃にお母さんの肩があたる位置まで持ち上げて圧迫します。赤ちゃんのあごを肩にかけると安定します。このポジションが低い方が多いです。
【膝にのせてげっぷさせる場合】
手のひらや腕で胃を圧迫させます。
どちらも、背中をトントンと音がする程度にやさしく叩いたり、下から上に押しあげるようにさすってげっぷを出すようにします。
胃にいっぱい母乳や育児用ミルクがあると、胃にたまった空気が出しづらくなってしまうことがあります。飲み終わったらげっぷではなく、途中にげっぷをする中間排気を試してみましょう。
げっぷが出なくても大丈夫!
おっぱいの場合、空気を飲み込むことが少ないので、げっぷが出ないこともあります。げっぷが出なかった場合は、5〜10分縦抱きにして様子をみてから寝かせれば大丈夫です。
左横向きになって寝かせる、授乳クッションやタオルなどを使って上半身を高めにするようにして寝かすなどすると、吐きづらかったり、吐いても横に流れるので安心です。また、月齢が進むとじょうずに自分で出せるようになることもあります。
※参考:ニュース(ママネタ):吐き戻しが多くて大変!げっぷをラクに出すには●●が大事なんです!【ラクに楽しく♪特集】【著者:助産師 榎本美紀 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー】
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