川崎希さんは元アイドルで、AKB48グループに所属していたことでも知られていますが、昨年の10月に第二子となる女の子が誕生し、現在は2児のママとしてお子さんの育児に奮闘中です。また、その一方でご自身のアパレルブランドの経営をおこなっていて、最近では子育てママさんのために考案したマザーズリュックがSNSでも「高機能!」「使える!」など話題になっています。
前回の記事では「不妊治療」がテーマでしたが、今回は「コロナ禍の妊娠・出産」を中心に取材させていただきました。ほかにも、子どもが生まれてから幸せだと感じることはどんなことなのかや、子どもが生まれてから変化した夫婦の関係性についてもお話を聞かせていただきました!
コロナ禍の出産を乗り越え、昨年秋に長女が誕生!
ー去年の10月に第二子となる娘さんをご出産されましたが、コロナ禍での妊娠・出産ということで大変だったかと思います。まずは、無事に娘さんを出産されたときのお気持ちを教えてください。
川崎さん:2人目ということで妊娠中に長男との生活もあったので、前回よりバタバタな妊娠期間でしたが、無事に出産できて安心しました。
ー娘さんが生まれたときのパパの反応はいかがでしたか?
川崎さん:長男のときもなのですが、とても感動していました。女の子ということでアレクは緊張しているというか、どう接したらいいか妊娠中からよく考えてたみたいで、長男のときとはまた違う気持ちなのかな? と思いました。また、妊娠中から女の子のお洋服をアレクが自ら選んだりするなど、ワクワクしている様子でしたね。
ーコロナ禍で妊活を躊躇している人もいますが、川崎さまはコロナ禍での妊娠・出産に対してどのように思っていましたか?
川崎さん:私が妊娠したのはコロナ禍になる直前で、まだ中国で新しい肺炎が確認されたみたいなニュースが出たくらいの時期だったので、まさか世界的に広まってしまう感染症になるとは思ってもいませんでした。なので、徐々に広がっていく様子がとても怖かったです。妊娠初期の診察で週数が増えるごとに病院の規制も厳しくなり、途中で妊活の病院から今の時期の妊活はおすすめできないというような通知もあったので、これから妊活を考えている方は、一旦治療を控えてしまった方も多かったのではないかなと思いました。コロナが妊娠や出産に対して、どのような影響があるかわからなかったので、とても怖かったです。
ーコロナ禍と事前に分かっていたら、妊活の時期はずらしていましたか?
川崎さん:私自身は妊娠できる時期の期限もあるので、もしこの時点で妊娠していなくても、できれば妊活を続けたい気持ちがあったと思います。コロナ禍での妊活については判断がとても難しいことだなと思いました。
面会は一切禁止! 孤独な入院生活はスマホが救ってくれた
ー妊娠生活を送る上で不安なことはありましたか?
川崎さん:妊婦でコロナにかかったという出産のニュースは、特に気になって見ていました。また、出産する病院に転院してすぐに、「立ち会いはできるか今のところわからない」と言われてしまって……。私は立ち会い出産をおこないたいと思っていたので、立ち会いができないと考えると、心細くはなりました。
ー コロナ禍での出産について教えてください。コロナ禍の出産は第一子の出産のときと比べるとどのような点が違いましたか?
川崎さん:長男のときの出産と比べると、マスクをしたままの出産だったり、入院中も一切誰とも面会できなかったりするなど、かなり違った出産になりましたが、なるべく前回と同じような環境だと落ち着けるのかなと思い、出産する病院と部屋まで長男のときと同じ環境にして、気持ちを落ち着けるようにしました。
ー今回の出産ではどんなことが大変だったのでしょうか? また、それについてはどのように思っていましたか?
川崎さん:陣痛中の立ち会いが基本的にはできなかったのですが、産まれる5分くらい前からの立ち会いだけ大丈夫だったので、産まれる瞬間にはアレクが立ち会えたことは本当によかったです。長男のときは陣痛中もずっといてくれたのですが、今回は病院の近くのレストランでずっと待機して、お産が近くなったら連絡し、急いで病院に来てもらう形になりました。病院に到着してすぐに産まれたので、間に合ってよかったです。
ーコロナ禍の妊娠・出産を経験して思ったこと、感じたことがあれば教えてください。
川崎さん:コロナ禍ではありましたが、毎日テレビ電話をしたり写真を送ったりして、スマホが発達してる時代でコミュニケーションを取れるものがあって、本当によかったなと思いました。スマホがなくて誰とも会わなかったら、すごく心細かったと思います。
ーお子さんが生まれてから、どんなことが幸せだと感じましたか?
川崎さん:何をしてても、疲れていても全部幸せだな〜と思います。子どもが昨日まで話してなかった言葉を話したり、おいしそうにごはんを食べていたり、日常のすべてが幸せだと感じていますね。
ー「子どもがいる生活って素敵」「子育てっていいなぁ」と思うときはどんなときですか?
川崎さん:子どもが笑って「楽しかった〜」と言っていたり、「楽しい」「うれしい」といった喜んでいる雰囲気が感じられると、とてもハッピーな気持ちになります。
子どもが生まれて変化した夫婦の関係性
ー子育てをするようになり、川崎さんご自身が変わったなと思うこと、パパが変わったなと思うことは何かありますか?
川崎さん:早寝早起きで健康的になりました。やはり体力がないと子育てできないので、体力温存のためにも夜更かしせずに、子どもと同じタイミングで寝ることが多いです。
ーお子さんが生まれてから、夫婦仲はどのように変化しました?
川崎さん:子ども第一でケンカをしても子育てがあるので、数分で仲直りするという感じになりました。また、お互いに疲れていたら、夜のミルクをあげるのを交代したり、自然とお互いに協力して1人だけに負担がかからないようになってます。
ーこれからママになる方たちに何か一言、メッセージをお願いします!
川崎さん:子どもといる毎日は大変ですが、本当に楽しいし、うれしいことも多いです。こんな時代ですが、子どもと一緒に子育てを楽しんでくださいね!
この度は取材にご協力くださり、どうもありがとうございました! 毎日の子育ては大変なことも多いかと思います。しかし、子どもの笑顔はもちろん、昨日できなかったことが今日できるようになるなど、うれしくて尊い瞬間が多いもの。育児に少し疲れたなと思ったら、ときには肩の力を抜いて、子どもと一緒に楽しみながら育児ができたらいいですね!
PROFILE:川崎希さん
1987年8月23日生まれの神奈川県出身。タレント活動をおこなうほか、自身のアパレルブランド(株式会社アンティミンス)を経営し、その代表取締役を務めている。