丸高愛実さんは、エイベックス・マネジメントに所属するタレントです。バラエティ番組で活躍するほか、女優としても映画やドラマにも出演しています。また、最近ではご自身のYouTubeチャンネルを開設し、日常の様子やお料理動画などを配信しています。
Instagram:丸高愛実さんInstagram(外部サイト)
丸高さんは2016年12月にサッカー選手の柿谷曜一朗さんと入籍し、2018年11月には第一子を出産。2021年4月の現在は第二子を妊娠中。今回は、第一子の長女を出産後に変わっていった夫婦の関係性についてや、コロナ禍で家族の絆がどう変化したのかをインタビューさせていただきました。
母性ってすごい! 命に代えても守りたい存在
ー2018年に第一子の娘さんを出産されました。子どもを持つ前と後では、どんな変化がありましたか?
丸高さん:タレントの仕事をさせてもらっていますが、私自身好きな仕事をのびのびとさせてもらっていたので、そんな自分に母親が務まるかなっていうのは、妊娠してからも思っていたんです。でも妊娠を経て出産して、勝手に母性というのか「母親になるんだ」って気持ちが芽生えてきて、生活もガラッと変わりました。大好きだったお酒とか、友達と夜飲みに行ったり、カラオケに行ったりもなくなりましたね。ただ、タイミングもすごく良かったんです。同じ時期に周りも妊娠・出産ラッシュで、友達との会話自体が自然とお母さんの会話になって、私だけではなく周りも一緒に変わっていってくれた感じだったので。
ーそうだったのですね。気持ちの面での変化はありましたか?
丸高さん:いい意味で、自分はどうでもいいと思うようになりました。それまでは、自分が楽しければそれが一番だったけど、今は自分はいいから、娘が楽しければいい。自分の命に代えても守りたい、かけがえのない存在って、まさしくこういうことだなって思ってます。母性ってすごいなって。
ーパパにも変化はありましたか?
丸高さん:夫はもともと子どもが好きで、ほかの選手のお子さんとも交流があったんですけど、自分の子どもは自分に似ているし、周りからも「そっくりだね」と言われるので、かわいくて仕方ないみたいですね。本当に似てるんですよ。娘も男の子かなってくらいやんちゃだし、「2人して何してるの! 」って私が2人を叱ることもあります(笑)。ほかにも、ゲームをする時間を減らしてくれたり(笑)。娘がおなかにいるころから、たくさん話しかけてくれるようになりました! あとは「家事を手伝って~」と言わなくても、気付いて手伝ってくれるようになりましたね。
夫は恋人から家族に。娘を大切にする夫を見ると、私も幸せ!
ー娘さんの出産前後で、夫婦関係に変化はありましたか?
丸高さん:いや、ぜーんぜん変わりましたよ! 子どもが生まれる前までは夫が一番で、「夫のためにおいしいごはん作ろう」とか思っていましたけど、今は娘のごはんもあるし、手際重視。こっちは味薄く、じゃあこっちは……と流れ作業です。夫に好かれようという気持ちはいつの間にかなくなって(笑)。きっといい意味で家族になったんですかね。夫も私も、「夫(妻)に好かれよう」ではなくて、一緒に娘に何かしてあげようってシフトチェンジしてます。女の子だから、特に夫は自分の恋人かのようにデレデレ尽くしていますよ(笑)。
ー丸高さんは、そこに寂しさを感じることはないですか?
丸高さん:私は不満はないですね。記念日にお花買ってきてくれたり、一応ちゃんと私のことも気遣ってくれるんですよ。それがなかったら寂しく思うのかな? でもびっくりしたのは、今年のホワイトデーにもお花をくれたんですけど、娘にまで買ってきたんです(笑)。「娘にもお花!? 」って驚きましたけど、娘が「お花かわいい! 」ってすごく喜んでいて。それまでは、そんなにお花が好きって知らなかったので、良かったですね。夫もそれを見てすごい喜んでいたし、そんな風に子どもを大切にしてくれている夫を見ていると、私も幸せだなぁって感じます。
ー子育てでこだわっていることはなんですか? また、パパとも育児について話し合ったりするのでしょうか?
丸高さん:夫とは、元から育児に対する考え方が一緒で、まずは娘の好きなように、のびのびと育ってくれたらというスタイルです。もちろん、いけないことは叱るし、自分がされて嫌なことはしないんだよっていうのはよく言っています。ただ、私が日々叱っていると、だんだん聞かなくなってきちゃったりして、そういうときに夫にガツンと叱ってもらうと、聞いてくれたりするので、役割分担みたいのはありますね。
ー子育てしているとなかなか自分の時間が取れなかったりしますけど、丸高さんはどうですか?
丸高さん:今は、産院の健診に行ったり、整体も行かせてもらってるんですけど、それ以外では自分の時間はあまり取れていないですね。でも、娘が寝た後にアイス食べながら、夫と一緒に映画や録っておいたバラエティ番組を見る時間が好きです(笑)。恋愛リアリティー番組とか好きなんですけど、お互いに「自分だったらどうする? 」とか「絶対パパはこうしてるよね! 」とか言いながら見てます。これは、娘が生まれる前からやっていて、好きでしたね。同じ空間にいて、同じものをダラダラしながら見ているだけなんですけど、そのまったりとした時間が好きです。あとは、妊娠中は色んなところが凝ったりむくんだりするので、マッサージをたまにしてくれます! 仕事柄夫もよくしてもらっているからなのか、ツボがよくわかっていてめちゃくちゃうまくて! 助かってます(笑)。
おうち時間が増えたことで深まった家族の絆
ーコロナ禍では、家族で過ごす時間が増えたと思うのですが、コロナ前と比べて、家族の関係性が変わったなと感じたことはありましたか?
丸高さん:今までではあり得なかったくらい、家族3人で過ごす生活がすごく長かったですよね。一緒に過ごす時間が増えたことで、娘とパパの仲の良さというか、信頼関係がすごく深まったのを感じました。あと、育児ってやっぱり大変じゃないですか。子どもってかわいいだけじゃないし、家事育児ともにやることはたくさんあるから。そういった育児の大変さが、前よりもわかってもらえたかなって思います。この大変さを共有するのって、夫にしかできないことだから……うれしかったですね。ほかには、コロナ禍で妊娠したので、やはり除菌や手洗い・うがいなどは徹底しています。夫はチームで毎日動いているので、1人でも具合悪い方が出るとお家には帰って来ないで、一応近くのホテルに宿泊してくれますね。
ー共感してもらえるのってうれしいですよね。子育ては大変だとおっしゃっていましたが、そんな中でも「子どもがいる生活ってやっぱり良いな、幸せだな」と感じるのはどんなときですか?
丸高さん:そうですね。夫と2人で娘が好きそうなところを探して、連れて行ってあげて、娘が喜んでいる姿を見たときは、幸せだなって感じる瞬間です。最近だと、アンパンマンミュージアムに行きました。娘の笑顔を見ると、やっぱりいろいろなところに連れて行ってあげたいってなります。あと、最近は「ママ大好き! 」とか言葉でストレートに伝えてくれることが増えたので、キュンとしますね。
ー最後に、これからママになる方、なろうとしている方にメッセージをお願いします。
丸高さん:コロナ禍の終わりが見えない中での妊娠は、私も不安はありました。でも医療機関もしっかりしていますし、パートナーと相談し合って、しっかり予防対策ができる方は過度に怖がりすぎずに、踏み出してみても良いんじゃないかなと思います。妊娠・出産ってタイミングとか、パートナーの協力とか、いろんなことが重なる奇跡だから一概には言えないですけど、やっぱり後悔しないことが一番だと私は思います。大変な時代ですが、一緒に頑張って乗り越えましょう!
インタビュー中に、娘さんのことを「自分の命に代えても守りたい、かけがえのない存在」と話していたのが特に印象に残りました。結婚、妊娠、出産と段階を経て変わっていった気持ちの変化をしっかり答えていただきまして、この度は本当にありがとうございました! 7月が出産予定とのことなので、かわいい赤ちゃんに会える日を私たちも楽しみにしています!
PROFILE:丸高愛実さん
1990年6月12日生まれで東京都出身。エイベックス・マネジメントに所属をしており、タレントや、女優としてバラエティ番組やドラマ、映画などに出演。InstagramやYouTubeチャンネル「MARUTAKA CHANNEL」で自身のライフスタイルや子育ての様子を発信している。2016年12月にサッカー選手の柿谷曜一朗と入籍し、2018年11月に第一子を出産。現在第二子を妊娠中。