出産後、まもなく職場復帰をされる方も多いかと思います。とくに子どもが1人目の場合、0歳から子どもを保育園や託児所に預けることに罪悪感を覚えたり、1歳過ぎに比べて病気にかかりやすいことから保育園を休んでばかりになるのでは?という不安もよく耳にします。今回は、赤ちゃん時代から保育園にわが子を預けていた、わが家の体験談をお伝えします。
0歳から預けるのってかわいそう?
「小さいときから預けるのはかわいそうじゃない?」私自身もまわりのそんな言葉に傷付いたことがありました。実際に入園後すぐは、これでよかったのかと不安になったものです。けれども、園での生活を通して手遊びや歌を覚えてきたり、あいさつをする順番を守ったりなど、ルールを身につけ始めたわが子を見ると、不安はどんどん減っていきました。
昔から子どもはたくさんの大人に囲まれて育ってきました。それが自分の家族や近所の人から、保育園に代わっただけではないかとも私は思っています。
「早いうちから保育園」のメリット
小さいときから集団生活に慣れておくと、「ママから離れたくない!」とグズったりすることも少なくなるように感じています。うちの子も、0歳のときはまだまだ赤ちゃんなので、最初は知らないところに連れて行かれてママもパパもいないという状況に、驚き、泣いていました。でも、1~2カ月も過ぎると先生が大好きになり、あまり泣かなくなりました。
これが2歳、3歳からとなると知恵がつき、保育園に行かない、家に帰るという選択肢ができてしまうのかもしれません。
病気が心配……1歳すぎるまで待つべき?
うちの子は、入園後すぐに「ヒトメタニューモウイルス」という呼吸器感染症にかかり、1カ月もの間、保育園をお休みしてしまいました。幸いなことに、職場復帰を1カ月先にずらしてあったので、仕事は休まずに済みました。余裕のある方は入園時期と職場復帰の時期をずらしたほうがいいかもしれませんね。
ただ、集団生活が始まると、今まで熱を出したことがなかったような子も、必ず何かの病気になることが多いです。それは1歳過ぎても同じことなので、念頭においておく必要があると思います。
妊娠前から頑張って仕事をしてきた女性が、早く職場に戻りたいと思うのは当然のことでもあると私は思います。今では保育サービスも充実してきていて、わが子が通っている園でも英会話やリトミック、体操教室があります。家庭と保育園、二人三脚で、子育てをしていきたいと思っています。(TEXT:まかおり)