私は昔から生理痛が重く、痛みでうずくまってしまうこともあるほどです。しかし、生理で苦しむ自分の姿を他人に見せたくない気持ちが強く、生理中は強がってやり過ごす日々。そんな私に、弱さを見せて人を頼ってもいいと教えてくれたのは夫でした。今回は、生理痛で苦しむ私にやさしく寄り添い、支えてくれた夫の神対応を紹介します。
激しい生理痛とナプキン切れ
ある休日、夫とショッピングに行くため、朝から化粧をしたり服を選んだりとウキウキしながら準備をしていました。しかし下腹部に違和感を覚えてトイレへ行くと、ショーツに経血が。生理予定日が早まったことに加え、1日目にもかかわらずどんどんひどくなる生理痛に焦りながらも、とにかくナプキンをつけようと棚を探りました。
悪いことは重なるようで、その日に限って夜用ナプキンがなく、軽い日用の薄いナプキンしか見当たりません。1日目も量が多い私は昼用1枚では間に合わず、漏れてしまうおそれも。緊急処置として2枚重ね、トイレを出ました。鎮痛剤を服用し、我慢しながら化粧を続けましたが長くは続かず、最終的にソファーでうずくまってしまいました。
約束を台なしにしたくないから…
なかなか休みが取れない夫と、不規則な勤務形態の私。どうにか2人で予定を合わせて取れた休日だったため、「私のせいで台なしになる」「生理で苦しむ女性は私だけじゃない」と罪悪感と強がりでいっぱいに。
鎮痛剤が効くまでどうにか痛みをやりすごし、出発前にコンビニに行って夜用ナプキンを買えば問題ないだろうと耐えることにしました。しかしそこで、別室で着替えていた夫がリビングでうずくまる私を発見し「えっ!? どうしたの!?」と取り乱し始めたのです。
やさしすぎる! 夫の神対応
うずくまるほど苦しむ私を見たことがなかった夫。それゆえにひどく焦ったようで、「体調悪い?」「病院行こうか?」とバタバタ。ただの生理なのにと逆に申し訳なくなり、「生理痛だし大丈夫。薬効くまではいつもこうだよ」と正直に伝えました。すると「今まで遠慮してたの!? そういうのは言わなきゃだめだよ!」と、予約していた店はキャンセルしベッドに連れて行ってくれました。
さらに夜用のナプキンがないから買いに行きたいと伝えると、3~4種類の夜用ナプキンを買ってきてくれた夫。「あんなに種類があるとは思わなかった」と大きな袋からいくつもナプキンを出す姿に、痛みを忘れてこちらも大笑い。「何で今まで強がってたんだろう」と不思議になるくらいやさしく寄り添う夫のおかげで、とても救われた1日になりました。
私はこれまで「生理で苦しむ姿を見せるのはよくない」「男性は生理を嫌がるもの」と偏った認識を持って生きていました。しかし今回の夫の行動で、無駄に気を張っていただけだと気付きました。弱い部分を見せても良い、つらいときは遠慮せず頼っても良いと教えてくれた夫には、今でも感謝しかありません。
監修/助産師REIKO
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