帰省先でまさかのじんましん
その日はお盆の時期で、私は子どもたちを連れて実家に帰省していました。朝食を終え遊んでいるときに、1歳の息子の首が赤くなっていることに気が付きました。暑いからかな? 汗でかゆいのかな?とはじめは気にしませんでしたが、赤い部分がどんどん広がり、腫れてきたのです。
これはじんましん? アレルギーかもしれない! 原因を考えたところ、朝食に卵を食べたからではないかということに。卵は何度か食べたことがあったのですが、もしかしたら量が多かったのかも、と心配になりました。
慌てて救急病院へ
かかりつけの小児科は遠すぎるし、近所の小児科もお盆休み。一番近い救急病院を調べて電話をかけると、すぐに連れてくるように言われました。診察の順番を待っている間、熱を測ると38度を越えていて、息子はずっと泣き続け、私はこれ以上ひどくならないよう祈るばかりでした。
診断の結果、「卵にしっかり火が通っていなかったか、量が多かったのかもね」とのこと。たしかに、今まで卵を食べてはいたものの一口か二口程度。それでもう大丈夫だと思ってしまった私は、ゆで卵1個のうち半分を与えてしまったのです。
その後、息子は…
病院で塗り薬と解熱剤をもらい、帰宅して数時間後、息子の症状は良くなっていきました。実家から自宅に戻り、かかりつけの小児科で相談したところ、また少しずつから食べ始めて、何か症状が出たらすぐに来てくださいと言われました。
そして、じんましんが出た日から2カ月後。小児科が開いている時間に、すぐに行けるよう万全に準備をしてから、おそるおそる卵を一口食べさせると、今度は問題なし。2回目もその後も、症状が出ることはありませんでした。
息子にじんましんが出たのは1回きりで、3歳になった今も問題なく卵を食べることができています。あのときは本当に焦りましたし、私が油断してたくさん食べさせたばっかりに、息子につらい思いをさせてしまい申し訳なかったです。実家にいて気が緩んでいたこともあるかもしれません。まさに油断禁物だなと反省した出来事でした。
※じんましんは、一度の発症では原因の特定が難しいことがあります。原因は食物だけでなく、感染症やそのほかの原因により、じんましんが出たり発熱したりすることがあります。食物が原因と考えられる場合には、医師と相談のうえ、食べる量を決めるようにしましょう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:斉藤 ひかり
7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。