妊娠30週のとき、ぎっくり腰に
妊娠30週のとき、朝起きると腰に違和感を覚えました。動くと違和感は痛みに変わり、どんどん悪化していきます。まだ1歳3カ月だった長男との生活は抱っこしなくてはいけない場面も多々あり、まっすぐに歩けないほどの痛みに。普段から通っていたマタニティ整体に行くと、ぎっくり腰と言われました。
その後、整形外科にも行きましたが、同じくぎっくり腰の診断が。マッサージ治療をしてもらい、施術直後は少しは回復したように感じましたが、普段の生活に戻るとやはり腰は痛いまま。会うママ友や自分の母親と話すときに、本気半分、冗談半分で「腰が本当に痛くてつらいから、早く出てきてくれないかな~」と話していました。
妊娠32週のある朝、出血があり…
ぎっくり腰で歩くのもつらい日々を過ごしていた妊娠32週のある日の朝、出血があり、病院を受診しました。するとまさかの切迫早産と診断されてしまい、そのまま緊急入院することに。そして翌日に陣痛がきて経腟分娩で長女を出産。生まれたときの体重は2,047gでした。
早産で低出生体重児だった娘はNICU(新生児集中治療室)に入院することになり、医師からは「妊娠37週から出産予定日ごろの退院を目指しましょう」と言われました。
検査で異常なく、予定より早めに退院
入院中にひと通りの検査をした娘は、幸い特別な異常は見つかりませんでした。小さいながらも直接母乳をしっかりと飲んでくれたこともあってすくすくと成長し、当初医師に言われていた「妊娠37週」よりも早い、妊娠36週5日の日に退院となりました。
生まれて1カ月となる日は、自宅で家族4人で迎えることができたのがとてもうれしかったです。私のぎっくり腰も、産後1カ月ほどでだいぶ良くなりました。
今回の出来事で私の「早く出てきてほしい」という言葉を娘はおなかの中で聞いていて、「ママがつらそうだから早く出よう!」と思って出てきたのではないかと思いました。赤ちゃんはおなかの中でしっかりママの声を聞いているんだと反省。この経験によって、普段からネガティブなことや傷つける言葉を発しないよう気を付けて過ごしています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:森まり子/女性・主婦。1歳3カ月差の兄妹ママ。ワーママとして時短勤務をしつつ、ライターとしても活動中。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています