吉本興業所属のお笑いタレント、横澤夏子さんは2017年7月20日にご結婚し、2020年2月27日に第一子となる女児を出産。現在は第二子を妊娠中で第二子の出産を控えています。今回は「コロナ禍の妊娠・出産インタビュー」をテーマにインタビューさせていただきました!
第一子出産から1年半、この秋出産予定!
横澤さん:ありがとうございます。9月から産休に入り、体調も落ち着いていて、ゆっくりさせてもらってます! でもやっぱりおなかが大きくなると、少し食べただけで気持ち悪くて吐きそうになってしまって。そういえばこの時期はこんな感じだったな、懐かしいなって感じですね。
ー1人目と比べて、妊娠期はいかがでしたか?
横澤さん:1人目のときもつわりは結構あったほうだったんですけど、今回は前回に比べてつわりが重かったです。吐いたり、とにかくずっと気持ち悪い状態というか。船酔いと二日酔いがずっと来てるっていう状態がずっと続いてました。前回のときは気持ちが悪かったら横になっているとか、自分のことだけをしていれば良かったのですが、子どもがいると「遊んで遊んで」ってなったり、離乳食も作らなくてはならなくて。子どものごはんを作っていると、離乳食の匂いだったり、湯気にもやられていました。子どもをお風呂に入れる際も、湯気のもわっとした感じが原因で気持ちが悪くなってしまって……。今回のつわりでは湯気がとにかくダメでしたね。
ー今回の妊娠がわかったときは、どんなお気持ちでしたか? パパの反応も教えてください。
横澤さん:もうすごくうれしかったです! 1人目のときも今回も、妊活のためにクリニックに通っていたので、比較的早くにわかったんですけど、前回のことも案外忘れているもので、またここからスタートするのかとも思いましたね。パパにも直接伝えたのですが、「えー(驚)! おめでとう! 」って喜んでくれました。でも、コロナ禍で付き添いができなくて、私を通じてエコー写真を見るだけなので、実感が湧いていない感じもありましたね。
ークリニックに通われていたということは、1人目出産後、早い段階で2人目を考えていらっしゃったんですね。
横澤さん:はい。私も旦那も、3人きょうだいで育っているので、家族をにぎやかにしたいっていう目標があったんです。それで、2人目もできたらいいな~って。1人目の妊娠に結構時間がかかったから、早めに行っておこうと通い始めた感じです。
ー1歳の娘さんには妊娠をどのように伝えましたか? また、娘さんの反応はいかがでしたか?
横澤さん:娘には少し経ってから伝えました。当時1歳4カ月くらいでしたけど、普通に「おなかの中に赤ちゃんがいます! 」と言ったら、すごいニコニコしていて。ちゃんとわかっているかは、いまいち謎だったのですが……。でもあるとき、お人形にお茶をあげている流れで、私のおへそにお茶をあげようとしたことがあったんですよ。その行動を見て、娘は娘なりにおなかに赤ちゃんがいることを理解しているのかな? と思いましたね。
コロナ禍の妊娠、少しでもポジティブに
横澤さん:それはもう、めちゃくちゃ怖かったです。芸能界でも感染されてる方も多くて、いつ落ち着くのかもわからない。でも、時間がかかった1人目の妊活でいろいろ勉強してきた立場からすると、妊娠できる時間は限られているし、授かりものだから難しいですよね。難しいけど、授かったなら、とにかく自分たちで身を守ろうっていうふうに気持ちを持っていかなきゃという感じでした。
ー強いお気持ちには、1人目のコロナ禍での育児経験が糧になっていたりしますか?
横澤さん:確かに。1人目は退院したくらいからコロナ禍で、新生児期は緊急事態宣言中でした。外に出るのもすごい怖くて、2カ月くらいで初めてお散歩しました。それも夜のシャッター商店街を(笑)。それを思い出すと、全然普通じゃないよなって思うんですけど、これが日常になっちゃってるというのはありますね。
ー妊娠生活で、コロナ禍だからこそ大変だなと思ったことはありましたか?
横澤さん:皆さんそうだと思うんですけど、公表する前が一番つらいですよね。近い人には伝えていましたけど、つわりはきついし、コロナ対策にも敏感になっていました。厳重にマスクして、ちょっとでもマスクから鼻が出てる人がいたら、マネージャーさんに注意してほしいと伝えたり……。また、スタジオでも人数が多いと「ちょっとこれ密になってるから! 」って、多分小池百合子さんより言ってたんじゃないかな(笑)。
ー常に神経を張って、精神的にも疲れますよね。どのように乗り越えましたか?
横澤さん:いや難しい! 気分転換に、上の子と児童館に行ったことはあったんですけど、ちゃんと消毒しているとはいえ、ベロベロ舐めるのでハラハラしちゃって。私はずっと拭いて回ってて、何しに来てるんだろう……みたいな(笑)。なので、テレビ電話が普及しててよかったなって思いましたし、家のお風呂でプールやろう! って水着を着せたり、家で楽しめることはインスタを参考にしていましたね。あとは、旦那もリモートで家にいる分、一緒に子育てに向き合える時間って思えば、幸せなことなのかなと、ちょっとでもポジティブに考えるようにしていました。
ーそんなコロナ禍の妊娠生活で、何か気づきや発見はありましたか?
横澤さん:「家が狭い」とか「公園って大事」とか(笑)。もう家の中でずっと子どもと一緒ってやっぱり息が詰まるなと……。世のお母さんたちってすごいなと思いました。ちょっと外に出るだけで、「あぁ外! ありがたい! 世界はなんて広いんだ! 」って思いましたし、仕事に行って大人と喋れるのがこんな大事なことだったんだとか。こういうインタビューで話を聞いてもらえるのも、もうカウンセリングじゃん!って思ってます(笑)。
第一子出産での経験から、無痛分娩を選択
ー出産についてもお聞かせください。出産方法はもう決めていらっしゃいますか?
横澤さん:無痛にしようと思っています。1人目は、自然分娩で全然いけるだとうと思っていたら、お産の途中で陣痛に耐えられず、限界がきてしまって……。そしたら先生が「じゃあ麻酔入れる? 」って言ってくださって。そこから陣痛中に無痛分娩の講義を聞いて、切り替えてくれたんです。子宮口7センチくらいまで頑張って、麻酔が効いたら、「医療ってすごい! 」って感動しました。ほかの産院さんは途中で無痛分娩に切り替えられるのか分からないですが、私が通っていた産院は対応してくれたので、すごくありがたかったですね。その経験もあって、今回も無痛にさせていただきました。
ーパパの立ち合いは可能なのでしょうか?
横澤さん:私が出産する病院は可能なので、立ち合ってもらおうと思っています。出産となるとやはり不安なのと、パートナーがその場にいてくれたら私自身も心強いし、一緒に頑張ってもらおうっていう感じです。
ー両親学級についてはコロナ禍のため、現在オンラインなどで開催されているところもあると聞きました。横澤さんは参加されましたか?
横澤さん:それがもう一切なくなっちゃって。YouTube限定の配信みたいのをURLをもらって見るという感じですね。前回は両親学級を皆勤賞で行ってたんですよ。そこで出会った方々とかも結構いて、今でもつながっている人もいるんです。自分の子と同じくらいの月齢で生まれる赤ちゃんのママたちってすごい貴重じゃないですか。「こういう生活してるんだ~」とか、「うちも今こうなってる」とかっていうのを知るだけでも全然違うし。そういうのを体験していたので、今でもあとのとき参加した両親学級は、良い思い出になっていますね。ただ、オンライン開催というのもとても便利だなって思います。動画を見て学べるなんて今の時代に沿っているし、いつでも動画を見られて確認できるのは良いですよね。
ーご実家は新潟ということですが、里帰りはされますか?
横澤さん:帰りたい気持ちはあったんですけど、周囲のことも考えると、やっぱりコロナ禍で難しいですね。地元には、母が私を妊娠中に食べていたラーメンがあって、私はそのラーメンが死ぬ前に食べたいくらい大好きで、1人目の妊娠中も食べたんですよ。でも今回、このおなかの子が食べられていなくて……。あのラーメンを、あのだしを、へその緒を通じてすすらせてあげられないのがすごくショックです(笑)。早く落ち着いて、一緒に帰りたいです。
この度はインタビューのご協力、どうもありがとうございました! コロナ禍で生活が一変してしまった中で、妊娠生活を送るというのは、計り知れない不安や恐怖があったと思います。しかし、そのような不安な時期も、いろいろと模索しながら乗り越えた横澤さん。取材時はユーモアを交えて話してくださったり、終始和やかな雰囲気のなかでお話しを聞かせていただきました。【インタビュー後編】となる次回は、今後のライフプランや育児論について伺っています。ぜひ次回もチェックしてみてくださいね!
PROFILE:横澤夏子さん
1990年7月20日生まれで新潟県出身。吉本興業東京本社(東京吉本)所属のお笑いタレント。2017年7月20日に会社員の男性と結婚し、2020年2月27日に女児を出産。現在第二子を妊娠中で、今秋に出産予定。