気の合うママ友ができた!
子どもが生後8カ月のとき、地域の子育て支援センターでよく一緒になるママがいました。同じ年齢の子どもを育てている、笑顔が素敵なママ。そのママと私はすぐに意気投合し、仲良くなれました。
LINEで連絡先を交換すると、私がママ友をピクニックにお誘いしたり、ママ友が私を子育てイベントに誘ってくれたりするように。私は、「これから先もママ友と良い関係を続けていきたい」と思っていたのですが……。
ママ友の家でモヤモヤする出来事が
ある日私は、「うちで一緒に料理をしてランチをしよう」とママ友から誘われました。私はママ友からのお誘いにうれしくなり、ワクワクしながら手土産を持ってママ友の家へ。そこには他にもママ友の友だちが2人ほどきており、さっそく4人で料理をスタート! ⋯⋯ところが、その直後に少しモヤモヤする出来事が。
ママ友とママ友の友だち2人は、3人とも同じ調理器具を愛用しているようで、その調理器具の便利さを熱心に延々と私に語りかけてくるのです。その様子に少し不信感を感じていた私は、あることに気が付きました。ママ友の家にある調理器具はどれも連鎖販売取引(マルチ商法)と聞いたことがある企業の製品だったのです。
徐々に疎遠になっていったママ友と私
ママ友は、愛用している調理器具が本当に良いものだからと、純粋な気持ちで私にすすめていただけかもしれません。しかし、もしかしたら同じ調理器具を私に買ってもらいたくて、私を自分の家に呼んだのではないか……。そんな憶測が私の頭の中をよぎってしまったのです。
その後も何度かママ友とランチをしましたが、またママ友から調理器具をすすめられるのではないかという警戒心は、常に私の中にありました。実際はしつこい勧誘などはまったくされませんでしたが、徐々に適当な理由をつけてママ友からのお誘いを断るように。ママ友と私は疎遠になってしまいましたが、私はママ友との付き合いにおけるストレスから解放されていきました。
ママ友が愛用する調理器具を買わされるのではないかという私の心配は、もしかしたら杞憂だったのかもしれません。しかし、ママ友に調理器具を熱心にすすめられたとき、私がモヤモヤした気持ちになったことは事実。違和感を抱えたまま無理にママ友との付き合いを続けるより、距離を置くことにしてよかったと私は思っています。
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監修/助産師 松田玲子
イラストレーター/丸田マノ
著者:武田 ゆうか
2歳女児の母。1987年生まれのミレニアル世代。小さいころから本と歌が好き。就職活動に失敗し、それまで無縁だったIT業界で社会人生活をスタート。20代で結婚し、子どもを授かるも、夫のモラハラに苦しんでいる。