こんにちは、保育士の中田馨です。今回は、保育園児の生活習慣についてお話しします。
生活習慣とは日々の決まっている行動のこと。特に、おむつはずれが始まったときのご家庭でのNG行動をお伝えします。
土日は紙おむつで過ごす
私の保育園では、1歳半ごろから「トイレに座ってみようか?」と遊びの延長としてトイレに座る習慣をスタートし始めます。初めは1日1回程度、トイレに座って保育士とお話ししておしまいです。
本格的におむつはずれが始まるのは2歳前後になってから。それも子どもの成長によって多少前後します。徐々にトイレの間隔が長くなり、トイレに座ったらおしっこが出るようになって、布パンツをはいていても、保育園にいる時間はおもらしをほとんどしなくなります。
そういう子どもも、ご家庭では紙おむつをはいて、紙おむつの中におしっこをするという生活をしていることが多いと思います。そのため、土日をはさむ月曜日はおもらしが多いのです。
予測してトイレに連れて行かない
ママにご家庭での話を聞くと「うちでは“おしっこ”って言ってくれないんですよ」とのこと。
ここで知っておいてほしいことは、おしっこが出ることと、おしっこが出そうだから親に伝えるという能力は別ものということ。大人が「だいたいこの時間に出るだろう」と予測し、トイレに連れていくのが「おむつはずれ」の基本です。
「おしっこ」と伝えられるようになるのは、かなり飛び越えた能力ということを知っておきましょう。ご家庭では、おしっこの間隔が安定するまで紙おむつをはいていてもOK。しかし1日に何度かトイレへ誘ってみてくださいね。
おしっこの間隔が安定してきたら土日のうち1日だけでもいいので、パンツにもチャレンジしてみましょう。もしじょうずにできたら、子どもをたくさん褒めてください。そして、保育士にも報告してくださいね。