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「中学生の娘にピル」迷った末に服用を決断をした理由は

私には中学生の娘がおり、生理が重いため、LEP(月経困難症などの治療として処方される、保険適用の低用量ピル)を内服しています。日常生活に支障が出るほど生理がつらく、学校行事をきっかけに薬を飲み始めることになりました。生理が重いとはいえ、子どものうちからLEPを内服し続けることに少し抵抗はありましたが、それでも内服を選択した経緯をお話しします。

経血量の多さと、腹痛に悩まされる

娘が初潮を迎えたのは、小学校5年生のとき。私自身も小6のときに初潮がきたので、特に早いとは感じませんでした。

 

娘の場合、わりと最初のころから定期的にきちんと生理がくるようになったのですが、毎回経血量が多く、腹痛もかなりつらいようでした。1日目、2日目あたりは腹痛と体のだるさがあり、ひどいときには学校を休むことも。学校に行けたとしても、帰宅後はほとんど寝ている状態でした。

 

きっかけは修学旅行

小学校6年生のときに修学旅行があったのですが、どうやら生理とぶつかりそうな日程。もしぶつかったら、生理中は何度もナプキンを替えに行かなければならないし、なにより腹痛もあっては、とても修学旅行を楽しめるような状況ではありません。

 

いろいろ考えた結果、生理日をずらすことができないか、婦人科に相談に行くことに。はじめは、修学旅行とぶつかりそうな生理をどうにかしてもらいたい、という気持ちでした。

 

婦人科で相談したところ、学校生活にも支障が出ているようなら修学旅行期間だけでなく、LEPを継続して内服してはどうか、とすすめられたのです。

 

最長120日まで内服OK

娘が処方されたLEPは、最長で120日間内服することができ、その間はもちろん生理はありません。数日内服を中止すると生理がくるので、その間は休薬、休薬期間を経てまた内服というサイクルで、生理のくる日を調整できます。

 

この先、中学・高校と、修学旅行のような学校行事や、テスト期間などもあります。そのときそのときで薬を処方するよりも、継続して内服していたほうがいいのでは、と説明されました。

 

私自身は子どものころはほとんど生理痛がなく、出産してからその大変さを知ったのですが、生理痛のつらさと具合の悪さは充分わかります。「こんな年からピルを飲んでいて大丈夫なのか?」という不安はありましたが、きちんと説明を受け、内服することを選びました。

 

 

薬の管理はまだ完全に本人任せにはしないで、私も一緒に管理しています。毎日薬を飲むのもすっかり慣れたようです。

 

薬を飲み始めて、生理痛が軽くなる、経血量が少なくなるなどの効果も期待したのですが、その効果はあまりないようで、生理中は具合の悪い日々です。しかし、生理がくる間隔が長くなり、大事な予定のときには生理がこないということは、娘にとってはとても快適なようです。

 

著者/うみの るな

イラスト/おんたま

監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

 

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      必要なら飲むべき 飲ませるんじゃなくて娘が飲む気がないなら意味ないけど
      治療は親がするんじゃなくて本人
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