43歳で腎がんになった話 ~第5話~
がんかも知れない……と、もやもやとした1週間を過ごし、いよいよ1週間後の診察へ。
夫婦にほんのり漂う緊張感……。
まず、採血&検尿(このとき、まだまともな色の尿は出ず)のあと、MRIを撮りました。
MRIは初めてだったので、寝ているだけかな?と思ってたら、何度も息を止めなくてはならない場面が。
これは、健康なときなら余裕だけど、本調子でないときはまあまあツラい!
そして、MRIの画像を見る……。
CTよりたしかに鮮明に、こないだ見た腫瘍が写っていました。小さくなったりしてないかなと思ったけど、なっていなかった。
結局、わからないそうです!
MRIを撮った意味……。
やっぱり造影剤を使ってCTを撮るのが1番なんだけど、今回も腎臓の数値が悪くて撮れないのだとか。
今日は病名がわかると覚悟を決めて行ったので、ホッとしたような、がっかりしたような……。
しかしここで、せっかく休みを取った旦那がただで帰るまいと思ったか
踏み込んだ!
でも、先生は確実でないことは言えないのは当然で……。
悪い可能性のほうが高いことは、私たちも感じてはいたし、先生の雰囲気からもそんな気がしたけど。
とにかく、この日は今後手術のために転院する病院を決め、紹介状をもらい、新しい病院には1週間後に行くことになった。
複雑な気持ちで、帰路に着く……。
旦那もそんな感じだし、診断がおあずけになって、私もちょっと安心したかも知れない。
そう思ったら猛烈におなかが空いてきて(久しぶりの食欲)、午後から仕事に行こうかなと(少しだけ)思ってたけどやめて、うどん屋さんに行ってしまった。
会社をずる休みして食べる、平日ランチは背徳の味……。
ちょっと得した気分。
全然得してないし、結局がんなんだからプラマイのマイなんですけどね!
次回は、造影剤を使ったCTを撮るために紹介先の病院へ行ったときの様子をお伝えします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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