40歳独身で乳がんになりました ~第3話~
土曜日の夕方にしこりに気付き、月曜にすぐ近所の総合クリニックに電話をしました。
自覚症状があることを伝えると、「今コロナの影響で空いているので、できるだけ早く来てください」と言われ、翌日の午後に行くことに。
出来る限りの仕事は月曜日中に終えておきました。
もし何かが発覚したら、自分の精神状態がどうなるか予想できなかったので……。
診察で経緯を説明すると「とりあえず診てましょう」と先生。このときは、まだあまりシリアスな雰囲気ではありませんでした。
触診では「柔らかさもあるし大丈夫なんじゃないかな……?」と言われ、その言葉にほっとする私。
でも、エコー検査で空気が変わりました。
先生は、沈黙してエコーの器具を何度もしこりの周辺で往復。そして……。
「まだ確定ではありませんが、これは悪性である可能性が高いです」と先生。
私のしこりは約2cmで、周囲がぼやけているような、ギザギザしているような感じに見えました。
良性のしこりはもっと滑らかで、きれいな形なのだそう。
先生はとても気をつかいながら説明をしてくれたのですが、私は冷静なのか、呆然としているのかよくわからない状態で……。淡々と「わかりました」と言いました。
そしてその日のうちに、マンモグラフィだけでなく、MRI撮影までおこないました。
しこりの細胞を詳しく検査しないうちにMRI撮影までしたのは、今まで数々の乳がんを診てきた先生が見て、明らかに悪性だったことと、コロナ禍の状況を配慮してという理由からとのこと。
良いのか悪いのかという感じですが、そのおかげでトントン拍子に事が進んでいきました。
でも、そのときに置かれていた状況の中ではよかったんだと思っています。
うれしくはないけれども。
次回はMRI検査のときのお話をします。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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