孫と長く会えなくなると悲しむ両親
夫の仕事の都合で海外に引っ越すことが決まり、さっそく両家の両親に伝えた私たち。どちらの実家も、私たちの自宅からは車で数時間以上離れています。
私の両親は「家族で決めた引っ越しは仕方のないことだけれど、これまで以上に孫たちと会えなくなってしまうのはさみしい」と、距離がさらに離れてしまうことによるさみしさを感じているようでした。それは私の両親だけではなく、義両親も同じような反応だったのです。次に孫に会わせられるのもいつになるかわからないので、引っ越しの際は空港まで見送りしてもらうことに。
見送りに来ない義父
引っ越し当日の見送りを両家の両親にお願いすると、「当たり前! 絶対に行くからね」とふたつ返事で了承してくれたのです。しかし引っ越しの数日前になり、義両親から連絡が……。それは、仕事の休みが取れなかったから義父は見送りに行けないというものでした。
数カ月前から日程を決めて調整するように頼んでいたのに! 子どもたちもおじいちゃんおばあちゃんが勢ぞろいで見送ってくれることを楽しみにしていました。残念な気持ちとともに、私たちのために仕事の休みすら調整してくれないのかと怒りを覚えた私。
孫と会いたくない? 義父の本心
長らく会えなくなる私たち家族との別れに、見送りに来てくれないことで「会いたくないの?」という悲しみと怒りを感じた義父の対応。私以上に夫と子どもたちはさみしく感じているようでした。そんななか、迎えた引っ越し当日。やはり義父は不在で、両親と義母が見送ってくれました。
しかし、義母から聞いたひと言が私たちの気持ちを納得させてくれました。「お父さんは大好きな息子家族との別れがつらすぎて、見送りの場所に来たくなかったみたい。許してあげてね」。義父なりの考えがあり、見送りをしないことに決めたのだと理解できました。
本当は、義父からの言葉で聞かせてほしかったし、せめて、夫にだけでも別れに際して声をかけてくれれば……と思う気持ちもあります。けれど、見送りに来ないのは義父なりに私たち家族を大切に思っているからこその行動だったと、理解することができました。親子のコミュニケーションの難しさを痛感する出来事でしたが、これからは距離が離れていても私たち家族や孫たちの成長が身近に感じられるように、写真やビデオ通話を使い近況報告をこまめにしていきたいと思っています。
著者:三宅ちよこ
フリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
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とても優しい叔父で父親より父親らしいかもと思っていて、会えなくなってしまうのも寂しかったので嬉しくて、引越し後もメールでやり取りをしていました。
が、1ヶ月も経たない間に母から亡くなったとの連絡が入りました。突然死でした。
未だに後悔していますが、もしかして最期だとわかって無理に時間作ってでも会いに来てくれたのかなぁとふと思い出しました。
全く関係のない話になってしまいすみません。
でも、中々会えないからこそお爺ちゃん、お孫さんに会える時が更に楽しみになりますね!
きっとお出迎えできるのをそわそわ待ってると思います笑