ママ友を作らなくては!
私は人見知りな性格なこともあり、もともと友だちの数も多くありません。しかし、第1子となる息子を出産後、立ちはだかったのが“ママ友”という存在。実際ママ友がなんなのかをよくわかっていなかった私は、周りの友だちの話やネットなどの情報から、子どものためにも「ママ友はいないより、きっといたほうがいいんだろうなぁ」と漠然と思うものの、なかなか行動に移せず……。
そして息子が2歳を過ぎ、来年幼稚園に入園ということもあって勇気を出してママ友を作る決意をしたのです。
さまざまな場所へ行ってみることに
まずは近所の児童館のイベントに行ってみたのですが、その場で軽く話をすることがあっても、特に連絡先の交換をすることもなくそのまま帰宅……。ここでめげてはダメだと思い、次は近所の公園をいくつか巡ることに。
するとある日、同い年の女の子を持つママさんに出会い、息子もその子と仲良く遊んでいたので、帰り際に思い切って連絡先を交換してもらえないか尋ねると、快くOKしてもらえました。私は初めてのママ友ができてとてもうれしかったのを覚えています。
何度か遊んだけれど…
その後もその女の子とはたまに公園で遊んだりしたのですが、その子と息子の希望する幼稚園が違う場所だということが判明。そして入園後はお互い何かと忙しく、結局ほとんど連絡を取り合うこともなくなってしまいました。「ママ友ってこんなものなのかなぁ……」と落ち込んでいた私。
しかし入園してから数カ月経ったころ、息子は同じクラスで仲の良いお友だちができ、幼稚園の帰りに親子で公園で遊ぶ機会が増えていったのです。そこでママ同士で話すことも多くなり、うれしいことに自然と私にもママ友が増えていきました。
現在、息子は5歳。仲良くしているママ友は、同い年の子どもが同じ幼稚園に在籍していることもあって、園内の情報交換や相談もできる、私にとっても息子にとってもありがたい存在になりました。今考えると、入園前のあのころに無理してママ友を作ろうとしなくてもよかったのかな、と思います。
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監修/助産師 松田玲子
著者:竹の内 由紀
5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。