実はちゃんとできていない?小児科医が明かす「親が冬にやりがちなNGあるある」って?

こんにちは。3児のママ小児科医の保田典子です。今回の「ラクになる育児」連載は、人気テーマ「やりがちだけど実はNGな親御さんの行動シリーズ」から、風邪が流行るこの季節、冬にやってしまいがちなことをお伝えしようと思います。

この記事の監修者

医師保田典子 先生
小児科 | 高円寺こどもクリニック院長

2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。

 

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NG1:水分補給が不十分

汗をあまりかかなくなる冬は、水分摂取が滞りがち。子どもも欲しがらないですし、あげようとしても飲まないことも多いです。とはいえ、水分摂取が減ると、のどが乾燥して風邪をひきやすくなるほか、便秘になることも。水分が減るだけが便秘の原因ではないですが、水分摂取はなるべくこまめにした方が良いでしょう。


水分を一度にたくさん飲ませるのではなく、こまめに少量ずつでいいので飲めるといいですよ。小さい子ならマグを持ち歩いて、ちょこちょこあげましょう。幼稚園児などは小さい水筒があるといいかもしれません。欲しがらないときは無理せずに。ゼリー飲料で水分を摂ってもいいですが、糖分の摂りすぎに注意しましょう。

 

NG2:室内が乾燥している

空気が乾燥していると、インフルエンザなどのウイルスが増殖しやすいと言われています。部屋の環境は湿度50%前後が適切と言われていますが、冬の湿度はだいたい20%程度。なるべく快適湿度で過ごせたらいいのですが、1日中加湿器をつけておくと部屋がカビる原因にもなりますし、今のご時世、換気もとても大切です。


寝るときは唾液が減り、のどがさらに乾燥しやすいので、寝るときだけでも加湿器をしっかりつけるのがおすすめです。冬の夜は寒いので暖房器具をつけて寝ることも多いと思いますが、エアコンは乾燥しやすいので日中だけ使用するようにしたり、オイルヒーターに変えるのも良いですよ。

 

エアコンで暖房をつけるなら、部屋の中に洗濯物を干すと加湿対策になります。こまめに換気するようにして、空気を入れ替えて、室内が乾燥しすぎないようにしてください。

 

NG3:子どもに厚着をさせすぎてしまう

親の感覚で子どもに服を着せると、生後数カ月以上の子どもは基本暑がりなので、かえって着せすぎで汗をかいてしまうこともあります。

 

汗をかきすぎると体が冷えて風邪の原因にもなりますし、湿疹の原因にもなります。「親の洋服マイナス1枚」を目安に、元気で寒がっていなければちょっと薄着を心がけましょう。

 

裏起毛で厚手の服を着せるよりは、綿素材のトップスを重ねて調節しやすくしてもいいです。普段暖房がよく効いている部屋にいる場合は、起毛素材の服だと暑いかもしれません。
手足が冷えていても体温がしっかりあって機嫌が良ければ大丈夫です。汗をかいていたら思い切って1枚脱がせてみましょう。

NG4:子どもの手洗いがしっかりできていない

これはうちの子もあるあるなのですが、子どもの手洗いが雑になっていることがあります。「病原菌は家に持ち込まない」のが基本。帰ったらしっかり手洗いをして、うがいをして、心配ならすぐお風呂に入ったり、着替えをしましょう。


水だけの手洗いは厳禁です。手洗いはしっかり20秒、せっけん手洗いをしましょう。音楽を流したり、歌をうたいながら洗うのもおすすめです。うがいも20秒が目標ですが、うがいができない小さいお子さんは、お茶や水、ミルクなどを飲ませると良いでしょう。のどについた雑菌が流れて、うがいの代わりになります。

 

自分でせっけん手洗いができない月齢のお子さんは、帰宅したときと排泄時など特に気になるときだけでも、アルコール消毒をしましょう。回数は少なくても、大事なときにしっかり予防できるといいですね。

 


こうして書いてみると、わが家もうまくできていないこともたくさんあります。全部完璧を目指さなくても、「今はこれができているから、次はこれを目標にしよう」など親子で楽しく目標を決めて、家族みんなで風邪予防できるといいですね。

 

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