こんにちは!保育士の中田馨です。まだまだ寒い日が続きますが、お子さんの元気は大爆発しているのではないでしょうか?元気なことは嬉しいのですが「さて、毎日この元気をどう消化していこうか…」と悩むところだと思います。今回は、冬の外遊びについてお話しします。
外遊びするときに大切なこと
冬に外遊びをするときには、まず外の様子を確認します。気温が高くても風が強ければ寒く感じます。「これは寒すぎるだろう」という日は無理して外遊びをしなくてもいいでしょう。外に出るときは、温かい服装で出かけます。温かい服装で出かけるのですが、公園などに行くと走り回ることもあると思います。そうすると気づけば服の中が汗でびちょびちょになっていることが!
その日の気温や日差し、遊びの活動量によっては上着を脱がせたり、子どもの肌に触れ、汗をかいていないか確認をすることも大切です。遊びの途中には休憩を入れ、水分補給も心がけましょう。また、コロナ禍ですので年齢や発達で可能であれば、マスクをつけることができれば安心です。帰ってきたら「うがい、手洗い」をして、親子で感染予防をしていきましょう。
公園で運動遊び(道具なしバージョン)
公園の定番遊びといえば、遊具(滑り台やブランコ)や、砂場ですね。冬の公園で、子どもが遊具で遊んでいるのを立って見守っているのは、寒くて寒くて!という場合は、ママも一緒に動いて体を温めるのがおすすめです。
例えば、公園内の縁石を平均台のように歩いてみましょう。まずはママと手をつないで歩いてみて。できたら自分一人で歩きます。後ろ歩きをしてもいいでしょう。木の根っこがボコボコしているところがあれば、わざとその上を歩いてみたり、広場でママと「よーいどん!」とかけっこの競争をするのも楽しいでしょう。
このように、道具がなくてもいろいろと遊ぶことができます。子どもも、ママと一緒に同じ遊びができるので大喜びのはず!
公園で運動遊び(道具ありバージョン)
公園での運動遊び、続いてはちょっとした道具を使います。
ボール遊び
1つ目はボール遊び。ドッヂボール程度の大きさの柔らかいボールを用意します。まずは、ボールをコロコロ転がすところからスタート。続いて投げてみたり、蹴ってみたりしてみましょう。
しっぽ取り
2つ目はしっぽ取り。バンダナやハンドタオルをママのズボンの後ろのポケットなどに挟み、しっぽのようにたらします。「しっぽ(タオル)を取ってね」と伝えてママが走って、子どもにしっぽを取らせましょう。次に子どもにしっぽをつけさせ、ママが取りましょう。
シャボン玉
3つ目はシャボン玉。大人がシャボン玉を吹き、子どもがシャボン玉を追いかけます。シャボン玉をパンチしてつぶすのも楽しいでしょう。コロナ禍なので、息で吹くシャボン玉が気になるという場合には、リング式のものや電動式のものだと安心してあそべます。
いろいろ散歩道
外遊びは公園だけではありません。町内の道にも、子どもにとっては楽しいあそび場です。例えば、歩道橋などの階段や坂道も子どもにとっては楽しい散歩道です。階段や坂道を上って下ることは、普段の「歩く」よりもバランスを取る必要があります。
また、外の階段は家の階段と幅や高さも違いますので、いろいろな階段を経験してもいいですね。1歳の時は、1段1段両足をついて登っていたのが、2歳を過ぎると大人のように片足ずつで登れるようになり、子どもの成長を感じることもできるでしょう。トンネルがあれば「声を出せば響く」ことを学べますし、枯葉を踏めば「カサカサ」とした踏んだ感触や音を感じ、空を見上げると鳥の声、飛行機やヘリコプターの音を聞くこともできますね。普段、自転車や車でサッと通りすぎる道も、ゆっくり歩いてみると違った風景を見ることができます。
※歩道を歩く際には子どもと手を繋ぎ、交通安全には十分注意しましょう。大人がしっかりと見守り、子どもから目を離さないようにしてくださいね。
冬は、なかなか外に出づらい季節でもあります。思い切って15分でも外の空気に触れてみるだけで、子どもは満足しますので、気候のいい日は外遊びも取り入れてみてくださいね。