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「本当に後悔しない…?」抗がん剤治療スタート前に決めなければいけなかったことは #40歳独身で乳がんになりました 16

「40歳独身で乳がんになりました」第16話。40歳独身で乳がんの告知を受けた、島野たみこさんの体験を描いたマンガを紹介します。今回は、島野さんが治療をスタートする前に、決めなければいけなかったことについて。「本当にこれで良いのか?」と悩みながらも選択をしなければならず……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
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治療をスタートする前に悩みながらも選択する

#40歳独身で乳がんになりました 16

#40歳独身で乳がんになりました 16

 

抗がん剤治療のスケジュールが正式決定する前に決めなければいけないことがいくつかありました。

 

1つは、病院と担当医について。

 

私の地元は田舎のため、そもそも病院数が少ないのですが、とはいえ選択肢がないわけでもなく……。

今通っている、妹の家が近いA病院が良いのか、少し足を伸ばして大規模な病院にしたほうが良いのか迷いました。

 

そこで、病院の支援センターに電話相談したりして、ひとまずそのままA病院にお世話になることに。

 

抗がん剤治療が始まると、副作用が重めに出てしまい車移動でもしんどかったため、そういう面では近くの病院にしてよかったです。

 

#40歳独身で乳がんになりました 16

 

#40歳独身で乳がんになりました 16

#40歳独身で乳がんになりました 16

 

そして妊孕性について。

 

治療により、卵巣機能(妊孕性)が低下する可能性があり、妊孕性保持の方法として、治療開始前に未受精卵子や受精卵を凍結保存する選択肢があります。

 

40歳独身の私が卵子を凍結保存したとしても、それを用いるのは、ホルモン剤の服用が終わる10年後。

 

子どもは好きだけれど、産みたい願望は持っていないし独身だし……。でも、「本当にそれで良い? 後悔しない?」ひと通り悩んだ結果、私はその場で「凍結保存はしません」と医師に告げました。

 

これは、あくまで私個人の考え方に基づく選択です。

 

妊孕性について、実際はとてもデリケートな問題で、どのような選択をするにしろ、すぐに思い切れることではないと思います。

ただでさえ「がん」のショックで頭がいっぱいいっぱいのときなのですから……。

 

今回、妊孕性温存療法の話題に触れるにあたって、自分の知識を再確認しようと資料を見ていたら、自治体によって補助金制度があることを知りました。

 

主にはAYA世代と呼ばれる、若い世代のがん患者が対象のようです。

こういう制度はもっと広く知られたら良いな、と思っています。

 

次回は、がんを全摘するか、部分切除するかを考えたときについてお話しします。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

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