発達健診で療育をすすめられた息子。前編では発達健診を受けて療育センターの紹介状をもらったところまでお話ししました。
紹介状をもらった療育センターは、最初の診察を受けるのに、長いと3カ月ほど待たされます。しかし、運よくキャンセルが出たところに入ることができ、1カ月と待たずに診察を受けることになりました。
療育前の診察
予約した日に紹介状と保険証をもって療育センターに行き、そこで改めて児童精神科の先生とお話をしました。そこで先生と息子の発達について細かく話すことに。
このときの息子は、自分の興味のあることにはまっしぐらですが、周りの人にあまり興味を示さず、呼んでも振り向くことが少なく、目も合いにくいという状態でした。そこで先生から個別療育と集団療育とあるなか、息子は個別療育をすすめられました。
個別療育で行ったこと
個別療育では、児童心理士の先生と私と息子の3人、個室でさまざまな方法で遊びながら療育をしました。”積極的に発達を促す”というよりは見守りながら少しずつできることを増やしていく、という印象でした。
居住市の場合、個別療育は6回1セットになっていて、6回終わると診察をして、次の方針を決めていく、という仕組み。
個別療育の場合、先生と息子が1対1で、細かく様子を見てもらえるので、息子も集中して先生の指示などを聞くことができるようになりました。
集団療育で行っていること
個別療育が終わり、次の診察の際には、「だいぶ成長がみられるので今度は集団療育を受けてはどうか」と先生から提案がありました。
集団療育では、少人数のお友達と遊びながら発達を促すとのこと。実際通ってみると子どもにわかりやすいルールで片付けの時間や呼名の時間があり、さまざまな活動に息子はとても楽しそうに参加しています。集団療育に参加してからすぐ、今まではできなかった周りの様子を見て行動することができるようになったのには、母として感動しました。
2歳10カ月になった現在も集団療育に楽しんで通っています。確定的な診断は、3歳を過ぎてからと言われていますが、今のところ言語遅延との診断名がついています。
居住している市町村によって異なると思いますが、「わが子ももしかしたら・・・」と心配がある場合は、早めに療育を受けることをおすすめします。子どもも楽しそうで、何よりも親の心の支えになりますよ。(TEXT:吉井ゆみ)