そして妊娠22週を迎えたある日のこと、先生からお話があると言われました。先生からのお話とは……!?
医師からの突然の意思確認…
医師からお話があると呼ばれた鳥野とりこさん。
医師のお話は、「今のままだと早産になる可能性が高いと思う」というもの。
そして、医師はさらに続けます。
「急な出産になったとして、赤ちゃんの状態がまありよくなかった場合、赤ちゃんに対して積極的に治療をするか、救命措置をせずに見守るか。意思確認をしたい」。
これが本題でした。
今日、鳥野さんは妊娠22週を迎えました。妊娠22週を超えると、赤ちゃんに対して延命措置ができるようになるから、と説明がありました。
「赤ちゃんの延命措置!?」
突然のことに、戸惑う鳥野とりこさん。
意思を確認され、一瞬頭が真っ白になってしまいました。
◇ ◇ ◇
助産師さんいわく、医療現場では、赤ちゃんにとっての最善の利益を考えて、治療のメリット、デメリットを保護者に説明し、それらをもとに保護者は検討していくことになるそうです。しかし、保護者にとって苦渋を伴う選択となることも多いと言います。鳥野さんも、医師から聞かれ、「もちろん生きてほしい、でも、延命措置って……!?」と、いろいろなことが頭をよぎったのではないでしょうか。
監修/助産師REIKO