今回は、助産師さんが「バースプランを書いておいてくださいねー」と、病室にやってきた日のこと。わこさんはいったいどんな内容を書いたのでしょうか。わこさんが最も叶えたかったプランとは……?
「コロナ禍での妊娠が超ハードだった話」第11話
バースプランを書くことになったわこさん。
パニック障害を抱えているため、
「パニックになったらゆっくり呼吸できるように声をかけてほしい」
「未知のことに恐怖を感じやすいので、出産の途中経過を逐一説明してほしい」
「ひとりになるのが怖いので可能な限り誰かに付いていてほしい」
こんなことを記入しました。そして記入を進めると、こんな質問が。
「立ち会い出産を希望しますか? 希望するなら、誰に立ち会ってもらいたいですか?」
今はコロナ禍なので、わこさんの病院は立ち会い出産をおこなっていません。この記入用紙は、以前のままなのでしょう。
痛みや恐怖が不安なわこさんにとって、誰よりも近くにいてほしいのは、夫でした。夫に立ち会ってもらう出産は、バースプランのなかでも1番叶えたかったこと。わこさんは、思わずコロナをうらみました。そして行き場のない悔しさ、怒りが込み上げてきてしまいました。
はたしてわこさんはどんな出産を迎えるのでしょうか……!?
監修/助産師REIKO
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