43歳で腎がんになった話 ~第15話~
無事手術が終わり、翌日には歩行訓練も。
手術2日目以降も、順調に回復していきました。
元気になってくると、入院生活ってまあまあ天国。
入院前までの慌ただしい毎日がうそのようです。
まず、ありあまる時間で動画を見たり、ブログを描いたり読んだり。
疲れてきたら、お昼寝したり。
起きたら、ごはんが運ばれてくるし。
入院中、涙もろくなりがち。
食べたら、また昼寝して
そんなことをしていたら、案の定とんでもない便秘(5日間)に!
元々便秘しやすいのに、動かなかったら当たり前なんですが……。
下腹がパンパンで、傷が開きそうだったので(まあ開きませんけど)、便秘薬の力を借りてなんとか生き返りました。
反省して、その後は毎日、中庭を散歩。
イヤホンで音楽を聴きながら、春のひだまりの中を歩く……。
平和すぎやしませんか。
おなかを切って腎臓を取ったなんて、忘れてしまいそうです。
っていうのも、あの硬膜外麻酔のチューブがまだ背中に刺さっていて、痛み止めが入っているおかげなんですよね。
これがないと、きっともっと痛いはず。
あんなに怖がっていたけど、今はありがとうと言いたい……。
ただ、ずっと直視できなかったのが、おなかから出ているドレーン(体内にたまった血液、リンパ液、膿などを体外に排出するための管)。
痛くはないんですけど、結局怖いんです。
おなかに管が刺さっているという事実が……。
でも、傷周りはなんかかゆいし、どの辺についているかを見ておかないと、寝ぼけてうっかり触っちゃいそう。
恐る恐る見てみると……
※閲覧注意かも(多分、大丈夫)。
わーーーーーーーーー!!
思いっ切り刺さっとる!!(わかっていたけど)
すっかり怖くなり
「これ、どうやって抜くんですか」
「抜くとき痛いんですか」
って、回診の先生にしつこく聞いてちょっとウザがられたかも。
次回は、母親からいろいろ心配されたことをお伝えします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!