43歳で腎がんになった話 ~第16話~
がんのことを報告したときの記事で少し触れたのですが、うちの母親はものすごく心配症なのです。
心配性というか、ちょっと過干渉というか……気持ちはありがたいんですけどね。
逆に私は、先のことはあまり悩まないタイプで、干渉されるのも好きじゃない……。
親子なのに、相性は良くないです(仲は悪くない)。
で、そんな母ですから、今回の入院前も
つきっきりで、ビッチリいるつもりだったみたい!
ヤバいヤバい!
具合悪いときにオロオロされるとこっちが気をつかっちゃうし、元気になったらなったで、スマホは体に悪いから控えろとか言いそうだし……。
私のウキウキ入院ライフが台無し。
気持ちはありがたいけど、私もいいおばさんなんで、あまり心配されると恥ずかしい……。
新型コロナ感染防止のため、手術中は家族は病院内で待機できないので、手術が終わったら電話で旦那に連絡が来ることになっていました。
手術は、予定では3〜4時間という話。
ところが、電話が来たのは手術開始から6時間後だったそうで。
手術自体は順調だったそうだけど、手術中の麻酔の準備に時間がかかったらしい。
硬膜外麻酔は、血管が曲がっていたか何かで、私が眠ったあとにエコーを見ながら調整していたらしいのと、全身麻酔の消費が早くて、何度か麻酔を追加したためらしいです。
それと、手術後忙しかったのか、先生が電話するのも1時間くらい遅かったとか。
(忘れたな)
まあ、予定は予定ですから、2〜3時間押すことだってありますよね。
でも当然、実家ではプチパニック!
病院が近かったら、入れないとわかってても押しかけていく勢い。遠くて助かった。
術後も逐一、経過をメールで報告はしてたんですが、退院のめどがたったと連絡すると
に、2〜3日?
迎えの都合で、すでに予定より1日遅らせたというのに……。
ホテルじゃないんだから!
ちなみに「誰に聞いても最低2週間」って、誰に聞いたか知らないけど、母の知り合いだから年配の人だと思います。
なんとか母を説得して家に帰ると、母から本が届いていた……!(仕事が早い)
せっかくがんを取ってもらって、今が1番心が晴れ晴れしてる時期なのに、早速再発して治療が始まるのが前提って……。
ネガティブが過ぎるでしょ!
でも、1周回ってちょっとかわいいでしょ、うちの母。
次回は、手術のときの執刀医についてお伝えします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
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