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結婚25年。「価値観が違う!理解不能!」と思っていた夫のひと言に救われたこと【体験談】

結婚当初は新鮮だった、自分とは真逆の夫の性格や価値観。子育てなどで環境が変化するなかで、そのズレは大きな問題に……。結婚生活25年のうちには、夫の考え方に悩まされることも救われることもあったという話。

夫婦のイメージ

 

結婚して25年目の私と夫は性格が真逆。私はどちらかというと慎重派で、石橋を叩いて渡るタイプ。夫はTHE・自由人。付き合い始めのころはびっくりしつつも自分にはない発想を新鮮に感じ、おもしろい!と思っていました。だから、24歳でスタートした結婚生活は楽しくスタートできたのですが……。

 

価値観のズレを痛感! 夫vs.妻 子育て編

子育てのイメージ

結婚して子どもが生まれる前までの生活は楽しく、考え方の違いも「斬新!」とポジティブに捉えることができ、決して価値観のズレとは感じていませんでした。夫のちょっと常識外れなところも、自由な振る舞いも受け入れて楽しむ心のゆとりがこのころの私にはまだあったのだと思います。しかし、子どもが生まれて育児に追われる日々のなか、だんだんと夫の自由奔放さにイライラが増していきました。

                                                         

子どもが3歳くらいのこと。じっと座って話を聞くことが苦手だった子どもをなんとかしようと、私は絵本の読み聞かせを毎日することにしました。日課として続けてきたことで少しずつ落ち着いて話を聞くことができるようになり、お気に入りの絵本も増え、小学生になるころには子どもは絵本の魅力にハマり出していました。そんなあるとき、突然夫が大人買いしてきたマンガ全巻を「これ、おもしろいよ~」 と能天気に子どもに渡して読ませ、一瞬にして子どもの関心を絵本からマンガに移行させてしまったのです。

 

このほかにも、長い時間をかけて積み上げてきたものを瞬時に台無しにしたことは数知れず。自由奔放な夫の行動は理解不能。子育てに関しては譲れない部分も出てきて、価値観のズレを痛感していきました。

 

「俺流!」 の夫vs.妻 生活編

夫婦ケンカのイメージ

 

THE・自由人の夫は、考え方もやることもゴーイング・マイ・ウェイです。子育ても落ち着いてきてイライラは減ってきたものの、まだまだ夫の行動に対して理解不能だと思うことは多々あります。 

 

例えば、わが家では物がよく紛失します。もちろん犯人は夫。原因はあった場所に戻さないからです。あるときは使った場所に放置。あるときはまったく別の場所を勝手に定位置にしてしまい知らんぷり。私が使いたいときになくて聞いてみると「あ~、ここに入れといた」 とあっさり。元の定位置に戻すようにお願いしても帰ってくる返答は「俺はここにしまいたかった」と……。「じゃあ、場所を変えたら言ってよ!」 と何度言ってもまったく聞いていない。聞く気がない。だって自由人だから…… 。俺流を貫きます。

 

こんなことはほかにもたくさんあります。考え方のズレとか、価値観が合わないとか。そんなものを超え、もはや言葉が通じない宇宙人と生活している気分です。子育て真っただ中だったころには、子どもに手がかかるため、夫の気になるところはかなり目をつぶってスルーしてきました。少し子育てが落ち着くと、やはり気になってしまいます。宇宙人の言動が…… 。

 

どん底の自分を救ってくれた自由人

悩んでいるイメージ

 

昔から仕事人間で、割と仕事に情熱を注ぐタイプの私。しかし、その情熱は必ずしも実を結ぶことばかりではなく、時には空回りしたり、伝わらなかったり、裏切られたりと、心を痛めることも多々ありました。そんなときも大抵はビールを飲んでひと晩寝れば翌日には充電完了して復活しているのですが、1度、長期にわたり苦しんで朝布団から起き上がれない状況に追い込まれたことがありました。

 

それでも生活していくために出社し続けたのですが、どうにもバランスが取れなくなり「会社を辞めてもいいかな?」 と夫にボソっと言いました。自分の予想では、子どもの進学費用も捻出しなければいけない状況で何を言ってるんだと叱られると思っていました。でも、帰ってきた言葉は見事に予想を裏切り、「辞めろ、辞めろ、そんな会社。パートなんだから、またほかを見つければいいじゃん!」 とひと言。そしてすぐテレビを見ながらゲラゲラ笑っていました。

 

意外な返答にポカーンとしました。この人、真剣に将来設計を考えているんだろうか?と思った半面、この自由人のひと言に救われた気がしたのも事実です。

 

まとめ

私と夫は性格も思考も正反対。何事も計画的に行動し、極力リスクを回避する生き方をしてきた私には、あまり深く物事を考えず気の向くままにが信条の夫の生き方は理解しがたいところもあります。しかし、苦しい状況の私を救ってくれたひと言がきっかけで、夫を見る視点が変わりました。昔よりも私の怒りの沸点が下がったのかもしれませんが、夫がしでかすことに対して怒りという感情にまで達しなくなった気がするのです。

 

宇宙人のような人との共同生活を苦痛と思うかおもしろいと捉えるかどうかが、結婚生活が豊かになるかどうかの分かれ目になるのかもしれないと思いました。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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著者:hikky 

4人家族で暮らすアラフィフ女子です。50代に突入し、少し自分のための時間もできて、これからまだまだ更なるパワーUPを目指します。

 

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