早産に備える
※誤)胎児ドッグ → 正)胎児ドック
※人工妊娠中絶は、母体保護法により定められた適応条件を満たしている場合に限り、施行されます。
それでも私たち夫婦は産むという気持ちは変わりませんでした。
そして今回、「早産した場合に赤ちゃんに延命措置をおこなうか、治療せず見守るか」と意思を確認されました。
染色体異常の有無に関わらず、妊娠22週で出産した場合には、赤ちゃんの救命は難しいそうです。救命ができたとしても障害が残る可能性も少なくないとか。
私に早産の可能性がみられたことから、医師は確認をしてきたのだと思います。
最初は一瞬頭が固まってしまいました。けれど、夫と話し合い、私たち夫婦は「延命治療をおこなう」という結論をだしました。
「もし、赤ちゃんが早産で生まれたら、延命措置をするか、それとも治療をせず見守るか」と主治医より意思を確認された鳥野さん夫婦。夫婦で話し合い、「延命措置をする」と決めました。
医師に赤ちゃんの延命措置を希望する旨を伝えると、病院側はそのときのための準備を始めます。いろいろな手続きや面談、レクチャーなどがありましたが、着々と進んでいったので、「これで急な出産になっても大丈夫」と鳥野さんは安心します。
しかしそんな矢先に、看護師さんより鳥野さんに「血栓ができている可能性が高い」との連絡が!
看護師さんが部屋に来たとき、これまで出血など多くの苦難を乗り越えてきたので、「少々の事ではおどろきませんよ」と、余裕な雰囲気だった鳥野さん。しかし、さすがに血栓と聞いて驚き動揺してしまうのでした。
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血栓とは、血管の中に血のかたまりができて、血管がつまってしまう病気のこと。助産師さんは、妊娠すると血栓ができやすくなると言います。妊娠中は血液量が増えて固まりやすくなることが、血栓の要因の1つなのだとか。血栓の予防には、足の運動、弾性ストッキングの着用、十分な水分摂取などがよいといわれていますので、妊婦さんは心がけてみてくださいね。
※妊娠中の運動はかかりつけ医に確認の上、おこなってください。
監修/助産師REIKO