「実は44歳なんだ」えぇ！？年齢をサバ読みしていた男性との結婚…どうする！？

彼との出会いは合コンでした。20歳のときに、10歳年上だった30歳の彼と合コンで出会ったのです。私たちはすぐに意気投合。すぐにお付き合いに発展しました。

その後、24歳のころに彼との結婚の話が！ 私は彼に両親のもとへ挨拶に行こうと提案しました。すると、なんとこのタイミングで、彼が「実は44歳なんだ」と聞かされたのです！ 出会ったときに30歳と聞いていた彼は、実は40歳で、10歳も年齢を偽っていたのです。

もちろん私は驚きましたが、気まずそうにしている彼の姿を見て、なぜか許してしまいました。子どものころこそ、「年の差結婚というのは遺産目当てなんじゃないか」とマイナスイメージを持っていましたが、大人になるにつれ「愛に年齢は関係ない」と思うようになっていたのです。また、私はかなり楽観的な性格なので「私は年上好きだし、ラッキーかも」なんて考えていました。

しかし、ここで問題が起こりました。私は母に、付き合っている彼の年齢は34歳と伝えていたので、彼の年齢が実は44歳だったことを伝えるとパニックに！ というのも、両親はそのとき48歳で、彼と年齢が4歳しか変わらないのです。

母曰く、年齢を偽っていたことも問題だが、「20歳も年上の男と結婚するなんて人生損する！」とのこと。父は何も言わなかったのですが、悲しげな表情をしていました。

私は性格上、反対を押し切ってでも、自分の考えで物事を進めてしまうタイプです。そのため、両親の了承が得られぬまま、20歳年上の彼と結婚しました。もしうまくいかないなら、離婚したらいいと考えていましたが、結婚生活は今のところうまくいっています。

しかし母は未だに許せない様子で、今年のお正月も実家には帰らせてもらえず、母とは疎遠になりかけています。父はこっそり電話をくれたりと、気にかけてくれているのが私たち夫婦の救いです。

結婚後1年が経ち、彼はよく体調を崩したり、腰の痛みを訴えたりするようになりました。老後の介護のことなど考えると母が反対する意味も少しわかります。でも、愛があればオッケーじゃんと、私は思ってしまうのです。結婚において、年齢を問題視するかしないかは、家族でも価値観が異なるなと実感した体験談でした。

著者／なかむら
イラスト／おんたま

ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室

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