まずは彼のお母さんに会うことに
2年の交際を経て彼からプロポーズがあり、双方の両親へ挨拶に行くことになった私たち。しかし、私も彼も、相手の親と顔を合わせたことがありませんでした。
最初に向かったのは彼の実家です。彼はひとり親で、お母さんだけに挨拶することになりました。「構えなくていいよ~」と彼は言うけれど、私は緊張でガッチガチ! それなのに彼はあまり会話のフォローに入ってくれず、私はお母さんとほぼマンツーマンで会話せざるを得ない状況に追い込まれ、私は最後まで緊張しっぱなしでした。
そのうえ当時の私は、恥ずかしいことに「釣書」の存在を知らなくて……。お母さんから釣書を渡されたときには「しまった!」とプチパニックになってしまい、シドロモドロに! 後日、釣書を添えた手紙をお母さんに送り、埋め合わせをしました。
続いては私の実家へ。そこでも…
なんとか私が挨拶を終えたら、今度は彼が私の家族に挨拶をする番。彼もまた、ものすごく緊張していたようでした。私は、自分の経験をふまえて、彼と家族との会話を繋げることに専念。しかし、私は双方の会話を気にするあまり、それ以外の気遣いを怠ってしまったのです。
当時、季節は春。外では木陰に入ると少し肌寒く感じますが、室内なら暖房がなくても快適に過ごせる気温でした。だけど必要以上に暖かくなっていた部屋で、出されるがまま熱い紅茶を飲み続けたジャケット姿の彼は、いつの間にか汗だくに!
彼曰く、「ジャケットを脱ぐと、だいぶラフな格好になってしまうからよくないかも」と思い、脱ぐに脱げなかったとのこと。「汗だくになって恥ずかしい思いをしてしまった……」と言っており、顔合わせに同席していた私の姉にも「あなたがもっと彼を気にしてあげるべきだった。家族との会話に浮かれすぎ」と後で指摘されました。
それでも、彼のお母さんは私のことを「とても真面目で、ルーズなあなたを引っ張ってくれる素敵な方だね」と言ってくださったようですし、私の両親も彼について「とても緊張されていたけど誠実な好青年だね。素敵な人と出会えてよかったね」と言ってくれたので、ハプニングはあったものの、どうにか良い結果に終わることができました!
パートナーの親に挨拶するとなれば緊張するのは当たり前ですが、できればハプニングよりも、楽しい時間を過ごせたという形で記憶に残したかったです。
「釣書の存在は事前に知っておきたかった」「彼にもっと会話に入ってほしかった」「彼自身にも気を配るべきだった」と、後で振り返ってお互いに反省した出来事でした。
原案/三宅 明日香さん
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!