ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。
食費や日用品は!?
おむつや洗剤などの消耗品と食費を合わせて合計7.5万円におさめています。食費を抑えるため、食品の購入はひと工夫。まず、購入するものをリスト化して1週間分をまとめ買い。週の真ん中で1日1本消費する牛乳や卵を買い足すようにしています。ドラッグストアで購入できるものは購入し、店のポイント制度、キャッシュレス決済による還元、ふるさと納税は積極的に利用します。パンや嗜好品はなるべく買わず、お米は農家である実家から分けてもらっています。
必要不可欠なぜいたく品
田舎暮らしなので、マイカーは必須。ミニバンを2台所有しているので、ガソリン代月々2万円の他、車両維持費として月々3万円の積み立てをしています。車両維持費の内訳は、自動車税、保険、エンジンオイル交換費用、2年に1度の車検代等です。車両維持が、わが家で一番のぜいたく品となっている現状です。ちなみに、7人家族の住居ですが、妻の祖母が住んでいた庭付き古民家に居住しているので、固定資産税分として月1万円を計上しています。
意外と高くない!?その他の生活費
先ほど述べた食費、車にかかる費用の他にかかる生活費はこんな感じです。
・私のおこづかい:15,000円
・妻のおこづかい:7,000円
・レジャー費:10,000円
・携帯含む通信費:8,000円
・生命保険:8,000円
・交際費:8,000円
・子ども関係の費用:26,000円
・電気水道ガス費用:35,000円
・家計相談料:5,000円
・衣類費:7,000円
・予備費:15,000円
これらを足すとわが家の生活費が月々30万円弱ということがわかります。
住まいは田舎なので、広い公園や山、川がたくさんあります。自然遊びをメインにすれば、レジャー費はほとんどかかりません。長男が生まれた10年前は、都会暮らしでダブルインカム。外食は好きなだけして、毎週のように買い物をしていたので、貯金はほとんどありませんでした。現在は田舎暮らしで妻は仕事をしていないため、収入も生活も一変しました。しかし、収入は減ったけれど、今の暮らしのほうが夫婦共に充実度が高いと感じています。限りある資源や予算でも、どう生活するかが大切だと、大家族になって知ることができました。
月末になると必ず夫婦で、出費や収入、月末の残高報告をおこないお金の流れを共有します。家計は妻が握っていますが、お金の問題を夫婦でクリアにすることで、お互い敬意をもって仲良く過ごせているのだと思っています。
著者:おのうえたく
2男3女の父。趣味:読書、イラスト。サラリーマンとして働く傍らにぎやかで合宿のような大家族の日常を執筆中。