今回ご紹介するのは、大学生のちづこさんのケース。大学生だった彼女は、バイト仲間との飲み会に行きました。その帰りのこと。「女の子1人では危ないから」先輩に、家まで送ってもらうことになったのですが、飲み物を服にこぼしてしまいました。すると「シミになるから洗ってくる。早く脱いで!」という先輩の言葉に促されるまま、服を脱いでしまい……。
先輩に促されるまま服を脱いでしまったことに、だんだん怖くなったちづこさん。「どうしよう……タクシーで帰る?」と思ったものの、服を先輩に預けてしまったため、帰るに帰れません。そして、戻ってきた先輩の表情は、ちづこさんの知っているいつもの先輩ではなく……。そのまま関係を持ってしまいました。
その後家に戻り、酔いがさめたちづこさんは、事態の大変さに焦り始めます。「関係を持ったものの、ちゃんと避妊ができていたのか自信がない――」そう思ったちづこさんは、緊急避妊薬を求め、婦人科へと向かいました。
ちづこさんは、妊娠のことを心配して緊急避妊薬を求めていますが、このケースでのリスクは妊娠だけではありません。それは性病のリスクです。実は、日本は先進国で唯一エイズ患者が増えている国と言われています。よく知らない人物と、行きずりの関係を持ってしまうと、緊急避妊薬で妊娠は事後でも回避できても、もし相手が性病を持っていたとき、その感染については防ぐことはできないのです。酔っていたとはいえ、性病感染のリスクを考えると、軽率な行動は慎みたいものです。
原案/星川ちづこ
作画/小出ちゃこ
監修/助産師REIKO
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