お子さまランチでご機嫌、のはずが…
息子が1歳10カ月のころ、夫と当時4歳の娘と4人で商業施設内のレストランへ行きました。子どもたちは大好きなお子さまランチを食べてご満悦。ところが、食事が終わるころ息子の機嫌が悪くなってきました。私はおなかがいっぱいで眠いのかな?と思いましたが、椅子から抱き上げてみると、うんちの臭いが……。
しかも、うんちはおむつから漏れ、服にまで付いていたのです。息子が座っていた子ども用の椅子は汚れていないようでしたが、念のためウェットティッシュで拭き、自分の服などが汚れないよう息子のおしりのところをタオルでくるんで、私は急いでトイレへ向かいました。
泣き叫ぶ息子とトイレへ
その施設内の女子トイレは、個室の中におむつ交換台があり、そこで着替えや処理をすることにしました。息子を寝かせ、服やおむつを見てみると、出ていたのは水っぽいゆるゆるのうんち。思ったよりも汚れがひどく、周りを汚さないよう、トイレットペーパーやおしり拭きで息子のおしりや服についた汚れを拭き取るのに時間がかかってしまいました。
おむつ交換や着替えをしている間、気持ち悪かったのかずっと泣き叫ぶ息子。するとトイレの外からノックとともに「大丈夫ですか?」と女性の声が。私は息子の足を持ち上げながら、「大丈夫です! すみません、もう少しで終わります!」と返事をしました。
ドアを開けるとそこには…
やっとの思いで着替えを終え、息子を抱っこして個室から出ると、すぐそばで清掃員の方が掃除用具を持って待っていました。ノックをして声をかけてくれたのもその方だったようです。「大丈夫ですか?」ともう一度聞かれたので、「うんちが漏れてしまって……。もし汚れていたらすみません」と答えた私。
すると清掃員の方は、掃除用具の中からごみ袋をシュッと1枚取り、「よかったら使ってください」と私に差し出したのです。そのとき私は汚れた服を入れる袋がなく、丸めてそのまま手に持っていたので、それを見て袋をくれたのだと思います。私は受け取った袋に汚れた服を入れ、すぐに掃除を始めていた清掃員の方にお礼を言うと、息子を連れて夫と娘のもとへ戻りました。
あのときは本当に大変でしたが、着替えを入れる袋をもらえてとても助かりました。状況を一瞬で悟って、スマートな対応をしてくれた清掃員の方には感謝しています。このことがあってから、子どもと出かけるときは、大きめのビニール袋を畳んでリュックに入れて持ち歩くようになりました。
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監修/助産師 松田玲子
著者:斉藤 ひかり
7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。