料理が好きってうそでしょ!?
夫は料理が好きだと聞いていたので、結婚したらおいしい料理を作ってくれるのかな? と淡い期待を抱いていました。
結婚後、夫に「ごはんを作って」とお願いしてみたところ、ここは中華料理屋か!? と思うほどの強火でフライパンを振り、コンロははねた油でベタベタ! 火力が強すぎてコンロ脇の壁に焦げ跡までついていました。そして調理後、熱々のフライパンに一気に水を流し込み、テフロン加工のフライパンが一度でダメに……。
そうして完成した料理は、焦げだらけでとても食べられたものではありませんでした。夫は料理するのは好きだけれど、料理が得意なわけではなかったようです。
子ども好きって言っていたよね?
夫は結婚前に「子どもが大好きだから、将来の夢は小学校の先生になることだったんだ」とよく話していました。そのため、子どもができたら積極的に子育てをしてくれるのだろうと思っていたのです。
しかし、いざ子どもが生まれると子どもと遊ぶのは1日15分程度。あとは子どもが泣こうがわめこうが気にせず、ずっとスマホをいじっているのです。
「子どもが大好きなんじゃなかったっけ!?」と夫に聞くと、「俺が得意なのは小学生以上の子ども限定だったみたい! 子どもが小学生になってから本格的に子育てするよ」と言うのです。あきれてものも言えませんでした。
部屋の整理整頓の話、どこへ行った!
夫は結婚前に「部屋を整理整頓すると心が落ち着くよね」とよく言っていたので、きれい好きなのだと思い込んでいました。
しかし、結婚して一緒に住み始めると、部屋がほこりだらけでも、服が床一面にばらまかれていても夫は何も気にしません。みかねた私が代わりに夫の部屋を掃除して、「あ〜疲れた!!」と愚痴ると、夫は「掃除してほしいなんて頼んでない! オレ的には汚れてないし!」と逆ギレするのです!
最近では4歳のわが子に「パパはおもちゃの片付けが下手すぎるよ」と怒られています。几帳面なわが子から整理整頓術を学んでほしいものです。
結婚前は、夫のことを「結婚したら素敵な夫(お父さん)になってくれるだろう」と、期待していました。でも、結婚してボロが出た夫の姿には思わずガッカリ。
しかし、夫のダメな部分を知ったことで、逆に私も夫に気をつかわなくなりました。すっぴんのままソファーでごろんとくつろいでいる私を見て、夫も「こんなはずじゃなかった」と思っている可能性だってあります。お互いにダメな部分を見せ合っても一緒にいられる。そんな関係こそが、もしかしたら理想とすべき夫婦関係なのかもしれません。
著者/斉藤菜々子
作画/村澤綾香
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