妊娠37週目に生理痛のような痛みが…
妊娠37週に入った日の夕方、鈍い生理痛のような痛みを感じたので、痛みのあった時間を陣痛のメモアプリに記録しておきました。すると、15分間隔くらいに痛みが起きているのがわかりました。食後から入浴を済ますころには10分間隔くらいに。痛みは激しくなかったのですが、念のため病院へ電話をして、向かうことになりました。
前駆陣痛だったのかな!
1人目の出産時は、破水から始まったため、陣痛の最初から病院にいたのであまり不安はありませんでした。しかし、今回は出産経験があるとはいえ、まだ病院にいないうちから痛みがあったので不安になり、少し慌ててしまいました。
病院に到着し、子宮口を確認すると3cm。病院に着いたら痛みが遠のいてきた気がしました。モニターで確認すると赤ちゃんは元気でした。しかし、朝まで様子を見て入院をすることに。翌朝、もう一度内診してもらうと、子宮口の開きに変わりはないようで陣痛はまだきていないとのこと。医師に「前駆陣痛(陣痛前の子宮収縮)だったかな!」と言われ、退院することになりました。
退院後は…
退院後、自宅にいる3歳の長男と過ごしていました。しかし、いつ破水するかわからない不安と腰痛に悩まされ、遊び盛りの長男を公園に連れて行くこともできず、家で過ごす日が増えました。
そして、気がつけば妊娠39週に入っていました。もうそろそろ来てほしいなと思い陣痛が始まるようにと、長男と頑張って自宅から200mもないコンビニへ行き、そのまま近くの公園で過ごしました。これがよかったのか、翌日の夕方ごろからまた鈍い生理痛のような痛みが始まりました。
痛みが規則的に起こるようになってきたので病院に行くことに
夕食と入浴を済ませると痛みが規則的に起こるようになってきたので、病院に電話して夫と長男に送ってもらうことになりました。病院に到着して、1〜2時間ほど経過するとようやく痛みが強くなってきました。呼吸を意識して過ごしながら1度トイレに行き、再びモニターをつけてもらうと腰が痛くなってきました。この時点で、約3〜4時間あお向けでモニターをつけていたためかもしれません。
助産師さんの提案
そして、助産師さんに子宮口をぐりぐりされました。その行為は(陣痛を強くする目的だったようですが、)陣痛より痛くて、陣痛の合間も休む暇がありませんでした。
陣痛が進み「いきんでいいんだよ〜」と助産師さんに促されましたが、まだいきみたい感覚がなく、とにかく耐える時間が続きました。それよりあお向けでずっとつらかった腰に限界がきて「腰が……痛くてつらいです!」と必死に言うと「四つん這いになる?」と助産師さんが言ってくれました。
しかし、突然のことで、思考が追いつかず返事をすることができませんでした。長男のときは普通分娩であお向けでしたし、ここに来るまでそんなことを1mmも考えてなかったので決断できずにいると「横向きになろうか!」と助産師さんが提案してくれました。
たしかに横向きになって体勢はラクになったけれど、そのまま子宮口ぐりぐりは継続。いや痛すぎる!と思いながらも、まだモニターの数値をチラっと見る余力はありました。
すると急に破水。横向きだったので太ももにあたたかい羊水が流れ出すのがわかりました。そこから一気にいきみたくなり、横向きで上半身は丸くなり、破水してから40分ほど経ったころに無事に生まれました。
初めての横向き出産は…
予想もしていなかった横向きでの出産でしたが、あお向けでいきむより自然と体が丸くなれる横向きのほうが、ベッドの柵を掴みながら下を向いて押し出すことができるのでラクだったように感じています。
コロナ禍で、今回夫は直接立ち会うことができませんでした。しかし、明け方の早い時間だったのにもかかわらず、夫と長男はビデオ通話で画面越しに立ち会ってくれました。2人の顔は眠そうで覇気のない、でも頑張って起きていようとしているからか、なんだかおもしろい表情をしていました。今思えば、2人の顔がおもしろかったおかげで意識が保てて、陣痛を乗り越えられたのかもしれません。無事、2人目を出産できたことに2人にも感謝しています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:カトウゆか
2018年、2021年生まれの男の子のママ。幼稚園に通い出した長男と赤ん坊次男、仕事で不在が多い夫とどんちゃん騒ぎな生活中。