義母から3年越しの衝撃告白
私が義実家へ2人の子どもを連れて遊びに行ったとき、「おいしい食パンがあるよ!」と義母がおやつに出してくれました。2人ともいただこうとしましたが、ふと気づいて原材料を確認すると、そこには「はちみつ」の文字が。4歳の娘はおいしく食べましたが、そのとき生後9カ月だった息子はその食パンは遠慮しました。
それを見つめていた義母。「そうよねー。昔はそんなこと言わなかったけれど、1歳になるまではちみつは食べられないものね」とニコニコ。そこからひと呼吸おいて、「実はね、まだ娘ちゃんが1歳になっていないときに、はちみつ食べさせちゃったことがあったの」といきなり話し始めました。
「え?」まさかの事実に固まる私
義母の唐突な告白に理解が追いつかない私。「え? 娘って、この子のことですか? いつですか?」と聞きながら頭の中を必死に整理しようとした私。「そうそう、今さらなんだけどね。あげたお菓子に入っていたことがあって。すぐに気づいたんだけれど申し訳なくて言えなくてねぇ」と心苦しそうな表情で私に言いました。
そして「まあでも、何もなかったんだからよかったよねぇ。結果オーライ」と締めくくりました。いきなりの衝撃告白に、私はすぐには言葉が出てきませんでした。
そのときに言ってよ! 夫も義母に激怒
やっと状況を飲み込んだところで、「あの、今後もし同じようなことがあったら、ちゃんと伝えてください! お願いします」と言葉を絞り出しました。すると義母は「うんうん、そうだよねぇ」とわかっているのか、いないのか……。
のんびりとした口調で返事をしてくるので、「何かあってからでは遅いので」とくぎを刺すも「りょうかい、りょうかーい」と手をひらひらと振り、この話は終わりになりました。帰宅後、夫にもこの事実を伝えると、夫が激怒。すぐに義母へ電話をかけていましたが、義母は私のときと同じ調子で答えていたそうです。
場合によっては命にかかわる事態だったかもしれません。当時、もし娘が体調を崩して、その原因がわからないままだったとしたら、適切な対処ができなかった可能性もあります。子どもたちのために、言いにくいことでもすぐに報告してほしいと、今後何度も義母に念押していかなければと思っています。
※1歳未満の子どもには、乳児ボツリヌス症にかかるおそれがあるため、はちみつを与えてはいけません。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:山口花/女性・ライター。2017年生まれの女の子と、2021年生まれの男の子のママ。夫の地元で個性的な人たちに囲まれながら育児しつつ、教育系ライターとして活動中。
作画:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています