夫と家族計画を話してみた
私も夫も3人きょうだい。結婚当初から子どもは2人から3人欲しいと言っていました。2人目を意識し始めたのは、長男が1歳になったころ。周りのママ友から妊娠報告を聞くことが増えたのです。2人目について意識することが増え、「私も夫もきょうだいと2歳差だから、2歳差が育てやすくてきょうだいでも遊べるからいい!」と思うように。
そこで夫に、2人目についてそろそろ計画をしたほうがいいと提案したのですが……。「子どもは授かりもの。計画して産むものじゃないよ」と楽観的な返答の夫。なぜ気持ちをわかってくれないのか、とイライラしました。
なぜ意地になっていたのだろう?
夫が自然に妊娠するのを望むのなら、私だけでも妊活しようと2人目妊娠に向けてはりきっていました。しかし妊娠せず、2歳差にするにはあと数カ月しかない……!と、私はさらに焦るように。そんなとき夫が「長男に弟妹がいたら楽しいだろうけど、今は1歳の長男の子育てを精いっぱい楽しみたい」と言ったのです。
そのとき私はハッとしました。妊活を意識しすぎて、長男に向き合えていなかったと反省しました。「まだまだ甘えん坊の長男がお兄ちゃんになったからといって、急にひとりで何でもできるようになるわけではない」と、冷静になってようやく私は気づいたのです。
希望どおりの2歳差育児! でも…
2人目になる娘を妊娠したのは、上の子が2歳になる前。学年は2つ違いになりました。希望していた2歳差育児ですが、甘えん坊の長男と負けん気が強い長女の性格の違いに振り回され、毎日大変です。
私は2歳差兄妹は一緒に遊ぶと思っていましたが、動くことが好きな長男と、動かずに遊びたい長女では、遊ぶ場所がそもそも違いました。「絶対2歳差がいい」とこだわっていましたが、今思うと2歳差だから良い面もあれば、2歳差ゆえの苦労もあり、子どもの年の差によって育てやすいということは一概に言えないと気づきました。
何歳差でも子ども同士遊ぶこともあれば、遊ばないこともあります。育てやすさも年齢差によって大きく変わることはないのだと、2人育児が始まって実感しています。子どもを授かることが奇跡なのだから、年齢差を考えても望み通りにはいかないということも経験しました。今後は子どもたちの成長を楽しみながら、子育てしていこうと思っています。
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画/さくら
著者:三宅ちよこ
フリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。