誕生日やイベントを欠かさずに祝う私の実家
私の実家では、家族の誕生日や「母の日」「父の日」といったイベントは欠かさずにプレゼントを贈ります。誰かの誕生日を祝うときには、その人以外の家族でグループLINEを作って、プレゼントの予算や候補を話し合うなど、こまめにやりとりをしています。
私の母は自分のことよりも他人のためにお金をつかうことを好む性格ということもあり、私が小さいころから、娘や祖父などのお祝いをしていました。そんな母の姿勢を見てきたので、私にとっては「イベントのたびに何かをするのは当たり前」という価値観がありました。
誕生日やイベントは特に何もしない夫の実家
一方で、夫の実家は「誕生日やイベントは特別な日ではなく、当たり前に過ごす毎日の中の一部」という価値観で、特にお祝いをすることはなかったようです。
夫は小さいころから欲しいものがあれば、その都度親に相談する家庭環境の中で育ったので、誕生日だからといってプレゼントを贈り合う習慣がないようでした。自分が欲しいものや誰かが欲しいものは必要なときに買ったりプレゼントすれば良いという価値観だったのです。
この価値観はお義父さんが中心になっていて、その考えが夫の実家には根づいていました。
この価値観のずれが、ある事件をもたらしたのです。
両家の違いがもたらした母の日の対応遅れ
そんな夫と暮らすうちに、私も「イベントだからといってわざわざプレゼントしなくても、お互いに欲しいものがあるならその都度プレゼントしたり自分で買ったりすればいい」という価値観をもつようになりました。
私と夫との間ではその価値観でうまくやっていけるのですが、私の?実家が絡むと少し厄介なことになります。母の日にも、「特に何もしなくていいか……」と夫婦で相談していたのですたが、直前でなんとなく嫌な予感がした私は、届くのが少し遅れることは承知の上で、両家の母にネットでおいしいお菓子を注文しました。
すると、やはり母の日当日、私の母から連絡が! 母の心配は「お義母さんにはきちんと贈り物はしたの?」という内容でした。私が「遅くなってしまうが、すでに注文している」と伝えると母はホッとしたようで、事なきを得ました。
一方のお義母さんは「毎年丁寧にありがとう。でも……なくてもいいのよ」と言ってくれているので、どちらに合わせたら良いのやら、迷ってしまうのです。
夫と私の2人で過ごす分にはお互いの考えのギャップを埋めれば良いのですが、実家同士の考えにズレがある場合は、自分たちだけでは解決できないので、対応が難しいなと感じます。ただ、自分たちが今幸せに暮らせるのも両親や家族のおかげ。お互いの実家を大切にできるような気持ちをもちたいです。
著者/mgmg
イラスト/おみき
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