22歳での妊娠は不安がいっぱいで…
22歳で妊娠。周りの友人と比べたら早いほうで、さらに世の中はコロナ禍という状況下でした。不安でいっぱいだった私は、母が私を産んでくれた産婦人科に通うことに決めました。
妊婦健診では医師に質問攻めしてしまうやっかいな妊婦でしたが、そんな私にも医師は毎回「今のところ順調です」と言って、不安な気持ちを和らげてくれました。そんなこともあり、私は赤ちゃんが元気に動いてるエコーを見られる健診が楽しみになっていったのです。
また、ある日の夜ゴロゴロしていると、初めて胎動を感じることができ、より赤ちゃんがおなかにいるという責任感が強く芽生えていきました。
「赤ちゃんが小さめだ」と医師から告げられ、転院
おなかも少しずつ大きくなってきたある日の妊婦健診で「おなかの赤ちゃんが小さめだ」と言われ、家に帰ってインターネットで調べてみることに。そこには、染色体異常の疑いがあると発育がゆっくりで大きくなりにくいなどという情報が出てきて、「あんなに毎回、順調と言われていたのになぜだろう?」と涙が止まりませんでした。
その後、妊娠8カ月で「NICU(新生児集中治療室)のある大きな病院に転院したほうがいい」と医師に言われ、転院することになりました。
そこからは週に何度も転院した病院に通い、おなかの赤ちゃんの様子をエコーで見てもらうようになりました。
出産予定日を過ぎても生まれてこず…
「今のところ、エコーで見える異常や疾患はなさそうです。小さめですが、少しずつ大きくなっているから様子を見ましょう」と言われました。染色体異常の心配をしていることを医師に話すと「染色体異常の赤ちゃんではないと思う。その場合、赤ちゃんはもっと小さいから」と言われ、その言葉に救われて帰り道では涙がボロボロ出ました。
その後、出産予定日を過ぎても赤ちゃんの推定体重が2,500gになっておらず、やっぱり何か病気があるのではないかと不安な毎日を送っていましたが、出産予定日を過ぎたある夜に陣痛が来て翌日の朝には無事に元気な赤ちゃんを出産しました。
初めての妊娠で、順調だったはずの赤ちゃんが突然「小さめ」であると言われ、大きな病院に転院。障害や病気はエコーで映らないことがあると言われ不安に押しつぶされそうになり、なぜ私は他の人みたいに幸せな妊娠生活を送れないのだろうと落ち込んだこともありました。それでもおなかの赤ちゃんは頑張って少しずつ大きくなってくれていて、無事生まれてきてくれました。2,495gで生まれた娘は今、抱っこすると腕が痛くなるほどに大きく成長しています。私のもとに元気に生まれてきてくれて、私を母にしてくれた娘には、「ありがとう」の言葉では表せないほどの気持ちでいっぱいです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
著者:広瀬アン
2022年生まれの女の子のママ。