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「疲れた、眠い」子どもが欲しくて妊活を始めたけれど、夫が協力的ではなくて…【体験談】

結婚して3年が経ち、子どもが欲しいと思っているけれど結婚当初からのセックスレス。思い切って不妊治療に臨んだものの、夫との気持ちのすれ違い、仕事との両立、金銭的、精神的な負担。 終わりの見えないトンネルに飛び込んだ私が不妊治療を通して感じたこととは……?

そろそろ子どもが欲しいと考えていたが…

4年の交際を経て、28歳のときに夫と結婚。入籍から1年後に結婚式も終え、そろそろ子どもが欲しいと考えていたころ。もともと生理周期も整っていて、排卵痛もあったのでタイミングさえ合えばすぐに子どもを授かれるだろうと私は考えていました。ですが、1つ致命的な問題が……。夫とのセックスレスです。

 

妊活について夫と話し合い

結婚前はデートのたびに関係を持っていたにも関わらず、入籍後、一緒に暮らし始めてから1度もしていなかったのです。はじめはお互い仕事が忙しくなったこともあり、それほど気にしていませんでした。

 

しかし、子どもが欲しいと思い始めたことをきっかけに、妊活について夫婦で話し合うようになりました。少しでも妊娠の可能性を上げるために婦人科に通院すること、妊活のためにまず少しでもタイミングを増やしたいという旨を夫に伝えました。
 

 

妊活がうまくいかず…

夫も「わかった」と承諾してくれ、スムーズに妊活が進められると思っていました。しかし、いざそのときになると「疲れた、眠い」と夫は応じてくれず……。 はじめのうちは「無理を言って、夫の気分が下がってしまえば、それこそタイミングが取れなくなるのでは」と何も言わずにいました。

 

ですが、仕事の合間をぬって通院し、高いお金を払ってホルモン治療をしたり薬を飲んだりとしているのに、私は何のためにそんなことをしているんだろうと精神的にも追いやられていきました。

 

また姉や妹の妊娠報告が続き、喜びと同時に虚無感におそわれ、気がつくと涙が出てくる日々を過ごしていました。このままでは妊活以前に、夫との信頼関係にヒビが入ってしまうと思い、夫に今の気持ちをすべて話しました。 

 

3度目の妊娠で男の子を出産

夫は今までのことに対して真剣に向き合い謝罪をしてくれました。そして、私の知らないところで男性不妊の検査をおこなってくれていたことを話してくれ、「俺も心から子どもを欲しいと思っている。一緒に頑張ろう」と伝えてくれました。 私に話さなかっただけで、夫も妊活について悩み、彼なりの行動をしてくれていたことが、とてもうれしかったです。  

 

そこから病院のタイミング指導の下、陽性判定を2回受けましたが流産してしまい、3度目の妊娠で無事に元気な男の子を出産することができました。

 

妊活を始めた当初は、自分だけが子どもを望みひとりで妊活をしているような気持ちでしたが、しっかりと夫婦で話し合い、お互いの気持ちを伝え合うことで妊活、流産を乗り換えて待望の息子に出会うことができました。

 

妊活というトンネルの長さ、暗さはいつまで続くかわかりません。だからこそ夫婦で手を取り合い、お互いを照らしながら進んでいくことが何より大切なことではないのかとこれらの経験から思いました。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

監修/助産師 REIKO


著者:皆山 さくら

2022年生まれの男の子の母

 

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