考えすぎ…?
その時の症状として、出血のほかには、下腹部の痛みや張りがありました。下腹部の痛みや張りは以前から生理時に度々あった症状ですが、「婦人科を受診するほどのことなのだろうか」と悩んでいた私。
以前、生理痛がひどくなったことがきっかけで婦人科を受診した際に「ストレスや疲れが1つの原因」と言われたことがあり、「これももしかしたら同じようなことかもしれない」と思い、少し様子を見てみることにしたのです。
また出血!?
その後、突然出血した日とは別のある日、またあのときと同じような少量の出血がありました。量は少なく、このときはたまたまおりものシートをつけていたため下着を汚すことはありませんでしたが、やはり不安に思い、生理日を管理しているアプリを見てみると、この日に「排卵日」との表示が。
ただ、当時の私は排卵日であるということには何も引っかからず、「生理じゃないのになんで血が出るんだろう」としか思っていなかったのです。
2回も生理ではない出血があったため「何か病気だったらどうしよう」という不安が大きくなりましたが、「自分が気にしすぎているだけなのかもしれない」という気持ちもあり、心の中をぐるぐる……。周りに心配をかけたくもなかったので誰にも相談さえできずにいたのです。
受診を決意
友だちにも家族にも相談できなかった私は、ひとりで悩むしかありませんでした。しかし、ひとりで悩んでいても何も解決しないため、重い腰をあげてやっと病院に行くことを決心。婦人科は一度受診したことがありましたが、やはり婦人科受診にはどこかハードルの高さを感じていて、勇気が必要だったのです。
意を決して受診し、出血した日をアプリに記録していたのでそれをもとに医師に事情を説明しました。カウンセリングと検査をした結果、医師からは「排卵出血の可能性が高い」と言われました。私にとって「排卵出血」は初めて聞いたワードで、こんなこともあるのかと少し驚きましたが、原因がわかり、医師からは「不正出血とは別のもので、病気ではない」とはっきり言ってもらったことで気持ちがラクになりました。
以前、一度婦人科を受診したことはありましたが、なぜか敷居を高く感じてなかなか足を運べずにいました。
しかし誰にも相談できずに不安を膨らませるよりも、受診して原因がわかったので安心につながりました。勇気を出して受診して本当によかったと思った経験です。
著者/みどりここな
作画/マメ美
監修/助産師 REIKO
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