記事サムネイル画像

「女の仕事だろ?」と言って家事・育児はノータッチ…→そんな夫を育成し、激変させた方法とは!?

育児や家事でなかなか思うように動いてくれない夫。2人目を保育園に入れ、私の職場復帰をきっかけに、子育てと同じように夫も育ててみたお話をご紹介します。

家事や育児をまったくしない夫

料理や掃除などの家事は女性の仕事というような夫。子どもが2人生まれ、子どもとよく遊んでくれる良い父親でしたが、その他の育児や家事はまったくしてくれませんでした。産前産後に「掃除機をかけてほしい」と言えば、「掃除機が重い」や「コードレスじゃないし、安い掃除機だからできない」と言い、洗濯物干しを頼めば、「乾燥機付きを買ったらいいのに」などと文句ばかり。

 

将来子どもにかかるお金などを考えると、それらを最新のものに買い替えていけるほど裕福な家庭ではないにもかかわらず、夫からはそのような発言ばかりで、「できるだけ稼ぐから」と口だけでした。

 

3年ぶりに仕事復帰するも

私は、2人目が1歳半になったときに、子ども2人を保育園に入れ、約3年ぶりに仕事に復帰しました。しかし、久しぶりの仕事復帰で土日や家に帰ってからも仕事。「どれだけ仕事をするのか」と夫に言われ、揉めることも多かったです。

 

とはいえ私が家で仕事をしている間、子どもを公園に連れて行ってくれる夫でしたが、「服が汚れた」、「子どもの喉が渇いてる」、「昼ごはんは?」など、子どもを見てくれていても逐一声がかかり、結局私が動いている状態でした。自分ひとりで対応しているほうがラクだと思うことも度々あり、実際に夫を家から追い出してひとりですべておこなうことで気が済む日もありました。

 

 

娘と一緒に説明してみることに

復帰後の仕事も少しずつ落ち着いてきたころ、今までは、家事や育児をしてくれない夫に怒鳴り散らしていたことを少し反省し、してほしいことを細かく伝えるようにしました。子どもに説明するように、子どもと一緒に同じ言葉で伝え、「お父さん苦手だから、〇〇ちゃん覚えておいて、お父さんが忘れてたら教えてあげてね」と一つひとつ説明していきました。

 

すると、夫は娘と一緒に準備をしたり、子どもの着替えを手伝ったりするようになったのです。また、私は娘を褒めるのと同じように夫も褒めていきました。大人も褒められると悪い気はしないためか、夫は少しずついろいろなことを自分からしてくれるようになり、またそのしようとしてくれる気持ちを褒めるようにしました。

 

「そんなこと、私はいつもしている」と思うとムカついて褒める気にすらならないこともありましたが、怒らないようにだけは気をつけました。

 

「できたら、褒める」を続けていくと……

その後もいろいろ頑張ってくれようとする夫。しかし、やったらやりっぱなし、使ったものは違う場所に放置、用途の違うものを違う場所で使うなど、もうぐちゃぐちゃなときもありました。「何もしないでいてくれたほうがラクではないか」と思ってしまうこともありました。

 

そこでまた娘に伝えるように片づける場所、片づけ方を伝え、「なぜこの場所に片づけるのか」、「なぜこのように片づけているのか」を細かく何度も伝えていきました。要領を重視する夫だったので「こういうときに取りやすい」、「これするときに流れ作業できる場所にある」など理由を伝えると、理解しやすく記憶に残るようでした。

 

そして、できたときには褒めていくことで少しずつできるようになり、子どもに関することも家事も徐々に手伝ってくれるようになっていきました。

 

夫の様子が変わり…

しかし、片づけてくれるようになったのはいいのですが、何か忘れて片づけきれていない、食洗機への入れ方が悪く汚れが取れていない、洗剤などがこぼれている、水が飛び散っているなど、夫に任せたあとはまだまだ後処理が大変。そのため、汚い場所を見せて、「これがこうだから、こうしたらもっときれいになる」、「ここまでしてくれているので、これができたら完璧だから」と、ひとつずつ細かく伝えていきました。

 

そして、気持ちを入れ替えた夫は今までとガラッと変わり、自分が台所を使ったあとは、自分が汚した場所以外のところまで磨いてくれたり、子どものごはんを作ったり、洗濯ものを畳んでくれたり、「今まで女の仕事だから」と言ってしなかったこともやってくれるようになりました。

 

夫も家事や掃除などの方法がわからなかったということもあったと思います。私のほうも「これくらいのことで」と思ってしまい、褒めるのさえ億劫なことも多かったのですが、子どもに教えるときと同じような気持ちで根気よく伝え続けました。また、娘に「お父さん違うで」、「お父さんこうするんやで」と言われることも、やる気になるキッカケになったのかもしれません。夫は今では娘にいろいろ聞いたり、手伝いを頼んだりして一緒に頑張っています。

 

 

著者:花田ゆずあ/女性・会社員。2児のママ。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    ママトピの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む