夜中に泣きながら、起きてきたふたばくん。 そのときは、ウトウトしていて眠そうだと思っていたのですが、今思えば「眠そう」ではなく「ぐったり」していたのです。
その後、夫がベビーモニターの様子を見ると、けいれんしている姿が。熱を測ってみると37.5℃。意識を失ってから5分ほどで目を覚ましました。そして、経口補水液をたくさん飲ませるとすぐに寝た様子。
しかし、ここから長い夜が始まるとは思いもしていなかったのです……。
病院に行くのをためらっていた、その理由とは…?
夜中、何回かけいれんを起こしたふたばくん。けいれんしては寝るの繰り返し。そらさん夫婦は病院に連れて行くべきか悩んでいました。
なぜなら、新型の流行性ウイルス感染症の存在があったからです。ふたばくんが感染してしまうリスクをとって良いものなのか悩んだ結果、朝まで寝かせて様子を見ることにしました。
翌朝、ふたばくんはいつも通りに起床。熱が38.5℃あり、食欲少なめでしたが、元気いっぱいにおもちゃで遊んでいました。
しかしお昼ごろになると、お昼寝の最中にときどき苦しそうな表情を見せます。水分補給も嫌がり、少し飲んではやめての繰り返し。
その後も熱は上がり、39.0℃に。この数字を見たそらさんは、病院を受診することに決めました。
◇ ◇ ◇
けいれん中つらい表情を見せていたふたばくん。小さい体で必死に熱性けいれんと闘っています。新型の流行性ウイルス感染症の影響もあり、病院に行くことをためらう場面もありましたが、熱が39.0℃もあり病院受診を決めたそらさん。みなさんのお子さんは熱性けいれんにかかったことがありますか?
(※)熱性けいれんを起こした場合、初めての熱性けいれんでしたら、救急外来など医療機関を受診しましょう。(小児神経学会のHPにより)これまでに熱性けいれんを起こしたことがある子が再度の熱性けいれんを起こした場合なら、5分以内にけいれん発作がおさまればご自宅で様子を見ていただくこともあります。
(※)初めてのけいれんは、けいれんかどうかもわからないので心配なときは救急車を呼びます。何度か経験をすると、どんなときに救急車を呼べばよいかわかってきます。またけいれんは、なんらかの感染症が原因で起こることが多いので、軽くても感染症の症状が強いと思った方が良いでしょう。