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「お願い!口開けて!」子どもの口にパンが詰まり取れなくなってしまって…? #熱性けいれんで救急車3回よんだ話 4

「熱性けいれんで救急車3回よんだ話」第4話。そらさんの息子ふたばくんが1歳半〜2歳10カ月の間に4回起こった熱性けいれんの話を紹介します。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師松井 潔 先生
小児科 | 神奈川県立こども医療センター 産婦人科

愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等、同総合診療科部長を経て現在、同産婦人科にて非常勤。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
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ふたばくんの熱が上がり、39.0℃に。この数字を見て病院を受診することを決めたそらさん。その日の午後、まずは県の医療電話相談に連絡をしました。

 

ふたばくんの昨日からの様子と受診基準がわからないことを話すと、「今は大丈夫だけれど、今後脱水症状になってしまう恐れがあるので、このタイミングで受診をしてよいと思います」と言われました。

 

夜遅くでもやっている病院を紹介してもらい、車の中で順番を待ちます。すると、ふたばくんがパンを食べたいと言うので、渡すといつも通りに食べている様子。しかし急に「ビクッ」とふたばくんの身体が動いて……?

パンが口の中に…!喉に詰まる…!

そら4

 

そら4

 

そら4

(※)けいれんは嘔吐を伴うことが多いので注意しましょう。体を横に向けて、吐いても誤嚥しないようにします。口の中に食べ物があっても顔色が悪くなければ、手で掻き出したりせず、救急車が来るまで待つ方が良いでしょう。

 

そら4

 

そら4

 

そら4

 

 

そら4

 

そら4


パンを口に入れながら、ガクガクと震え始めるふたばくん。そらさんは必死にふたばくんの口の中に手を入れてパンを出そうとしますが、口が開かずパンを取り出すことができません。

 

夫が急いで病院の先生を呼ぶと、すぐに先生と看護師さんが駆けつけてくれました。すると、けいれんが止まり、無事にパンを取り出すことができました。

 

これまでの経過と様子を先生に話すと、「水分が充分にとれていなくて、熱の行き場がなくなり体がオーバーヒートしている状態」だと言うのです。

 

◇   ◇   ◇

 

すぐに先生と看護師さんが駆けつけてくれたことにより、けいれんが止まりふたばくんの口からパンをとりだせました。無事にパンを取り出せたので、窒息することにならなくてよかったですね。

 

 

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    マンガ家・イラストレーターそら

    まん丸たれ目がトレードマーク、2019年1月生まれの息子・ふたばの母。30代、デザイナー兼イラストレーター。子育てのなかの癒やしをブログやSNSで発信しながら、夫とふたばと3人暮らしを満喫中♪

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