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「もう開いてない…」避妊失敗に気づいたのは土曜の夜!間に合わない!? #3

緊急避妊薬(アフターピル)~募る不安~ 第3話。緊急避妊薬(=アフターピル)は、避妊せずに性交渉した場合や、男性用の避妊具(コンドーム)が破けるなどした場合に、事後で女性が服用する薬です。避妊確率は100%ではありませんし、副作用など女性の体の負担も大きいので、アフターピルは飲まなくて済むように備えることが一番。しかし、望まない妊娠をして中絶手術をすることを考えると……飲まざるを得ないケースもあります。

今回ご紹介するのは、愛加さんのケース。大学生だった愛加さんは、デートから帰ってきたあと股から破けたコンドームの欠片が出てきてびっくり!「そうだ、緊急避妊薬を飲めば」と気づいたのですが――。

 

 

 

 

「緊急避妊薬を処方してもらおう」。そう思った愛加さんは、処方してもらえる病院に行こうとしましたが、気づいたのは、土曜日の夜。近くにあいている産婦人科はなく、また月曜日まで待つのはきっと遅すぎる(緊急避妊薬は72時間以内の服用することになっています)と考えた愛加さんは、彼と一緒になんとか日曜日にやっている産婦人科を探します。そして見つけた1軒の産婦人科に、朝から受診し、いくつかの問診を受け、緊急避妊薬を処方してもらえることになったのです。

 

2022年現在の日本では、緊急避妊薬は医師による処方箋がないと、薬局で買うことはできません。そのため、まずは婦人科受診もしくはオンライン診療などで、医師による処方箋をもらうことが必要になります。

 

なお、コンドームによる避妊は、やぶれてしまうという失敗が起こることがあります。コンドームは性感染症予防には有効と言われていますが、避妊のためには、女性が主体となって避妊できる、ピルの服用や避妊リングとも呼ばれるIUD(子宮内避妊具)の使用のほうが、男性用の避妊具よりも失敗が少なく、避妊効果が高いと言われています。

 

原案/レイトン愛加
作画/小出ちゃこ
監修/助産師 REIKO

 

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