今回ご紹介するのは、愛加さんのケース。大学生だった愛加さんは、デートから帰ってきたあと股から破けたコンドームの欠片が出てきてびっくり!「そうだ、緊急避妊薬を飲めば」と気づいたのですが――。
「緊急避妊薬を処方してもらおう」。そう思った愛加さんは、処方してもらえる病院に行こうとしましたが、気づいたのは、土曜日の夜。近くにあいている産婦人科はなく、また月曜日まで待つのはきっと遅すぎる(緊急避妊薬は72時間以内の服用することになっています)と考えた愛加さんは、彼と一緒になんとか日曜日にやっている産婦人科を探します。そして見つけた1軒の産婦人科に、朝から受診し、いくつかの問診を受け、緊急避妊薬を処方してもらえることになったのです。
2022年現在の日本では、緊急避妊薬は医師による処方箋がないと、薬局で買うことはできません。そのため、まずは婦人科受診もしくはオンライン診療などで、医師による処方箋をもらうことが必要になります。
なお、コンドームによる避妊は、やぶれてしまうという失敗が起こることがあります。コンドームは性感染症予防には有効と言われていますが、避妊のためには、女性が主体となって避妊できる、ピルの服用や避妊リングとも呼ばれるIUD(子宮内避妊具)の使用のほうが、男性用の避妊具よりも失敗が少なく、避妊効果が高いと言われています。
原案/レイトン愛加
作画/小出ちゃこ
監修/助産師 REIKO
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!