夫を起こすのは妻の仕事?
夫は結婚前から朝起きるのが苦手だと口にしていました。確かに、私が起こしても布団の中で眠気と戦っているのか、すぐ起きることはあまりありませんでした。私たち夫婦は同棲期間を設けることなく結婚したので、結婚前はなかなか起きれない夫を見るのはたまの機会でしたし、あまり気になりませんでした。
しかし、結婚すると毎日夫を起こすのが私の役目に。夫に頼まれたわけではないですが、妻として、夫を会社に遅刻させるわけにはいかないという謎の責任感から、毎日起こし続けました。休みの日を除き、毎日毎日起こし続けましたが、自らアラームですんなり起きる気配のない夫にだんだん嫌気がさしてしまいました。
そして「別に頼まれたわけじゃないしな……」と、やがて私は夫を起こすことを諦めて、出勤時間ギリギリで起きて身支度する夫を眺めるようになりました。
自力で起きられるよう努力する夫
何度も遅刻ギリギリで出勤する夫を見かねて、ついに私は「いい大人なんだから、もう少しシャキッと早めに起きて仕事行きなよ」と口を出してしまいました。そんな私に夫は「子どものころからの体質だから仕方がない。これでも努力している」と反論。
確かに夫は、枕を変えてみたり、寝る前にアロマを炊いてみたり、特殊な目覚まし時計を買ったりと、快眠を得る努力や起きるための工夫はしていました。しかし、毎晩夜遅くまでスマホやパソコンで漫画や小説を読んだり動画を見たりしているので、そこを改善しない限り無理では?と感じていました。
それに何より、仕事に行く日は早起きできないわりに、休日は趣味のために早朝に起きることができていました。その様子を見ていると「本当に夫は朝が苦手なのだろうか」と疑ってしまいました。
朝の家事を分担するようになって
結婚して1年経っても、相変わらず夫は朝起きる事が苦手なまま。しかし、私が結婚後ついに仕事復帰することとなり、朝の家事を役割分担することになりました。
今まで私任せだった家事を夫にも割り振ったのですが、最初はなかなかこなすことができなかった夫。私が協力することも多かったのですが、責任感を感じたのか、自分で担当の家事をするために徐々に早起きできるようになっていきました。それとともに、夜遅くまでダラダラと過ごす様子も減っていきました。
そして、子どもが生まれてからは、子どもにあわせて早起きできるようになり、仕事の日・休みの日問わず、自力で起きて準備できるようになりました!
自力で起きられない理由を体質のせいだという夫に、当時は頭を悩ませていました。ですが、無理をさせず、私のペースや思いを押し付けることなく、黙って見守り続けた結果、夫は自力で起きられるように。夫に何かできるようになってほしい、改善してほしいと思うことがあれば、気長に待つことが大事だと学びました。
著者/まさの
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